コンテンツマーケティングの目的と言われると、なんとなくアクセスを増やしたり集客したり、というイメージがあると思います。
コンテンツマーケティングとはネット上に価値の高いコンテンツを出すことで
- 見込み客を集め
- 見込み客を顧客に変え
- 顧客をリピート客に変える
ためのオンラインでの戦略的なマーケティング手法。
コンテンツはあなたの商品やサービスと密接に関連しています。
少し言い方を変えれば、コンテンツを使って見込み客を教育する事によってあなたの事を知ってもらい、好きになってもらい、信用してもらうことで商売をスタートするための基盤を作る方法とも言えます。
理由1.集客できるイメージが沸かない
コンテンツマーケティングで何となくアクセスを増やしたり集客すると言われても、実際に経験していないとお金に繋がるまでの道のりがなかなかイメージできませんよね。
アクセスを増やす、ということならホームページへのアクセスが増えて、なんとなく商品を買ってくれる人が増えたりホームページを見て来店してくれる人が増えるようなイメージでしょうか。
集客であれば、こちらもホームページへのアクセスがなんとなく増える事で来店してくれたり、問い合わせをしてくれるお客さんが増えてくれるようなイメージだと思います。
オフラインであれば
- 知識
- 経験
の両方があるので、マーケティング(集客)からお金に変わるプロセスまでを何となくイメージすることができます。
折り込みチラシなら、印刷屋さんと打ち合わせをしてチラシを作成して、そのチラシを新聞屋さんに持って行って、いつ、どれくらいをどのエリアに撒くかを決めます。
チラシが撒かれた後、電話が鳴ったりお客さんが来店するので実際にお金に繋がるまでの道のりがちゃんとイメージできますよね。
しかし、オンラインで、しかも今までに経験がないコンテンツマーケティングでは結果につながるまでの道のりを想像することができません。
- ネットにアップしたコンテンツを誰が見るの?
- コンテンツをどうやって探すの?
- どうやってアクセスされるの?
- コンテンツを見た人はどんな行動を取るの?
- なぜ、コンテンツを見た人がお金を落とすの?
今は、?(クエスチョンマーク)ばかりかもしれませんが、実行してみればすぐにコンテンツマーケティングの威力を理解してもらえると思います。
例えば自転車に乗る前に、右足を踏み込んだときに体を左に倒してバランスを取って・・・、なんて考える人はいないのと同じです。
頭で考えてしまうと、感覚的には2輪の自転車が倒れずに進むはずがありません。
しかし、実際にはスイスイ進みますし、みんなそうしています。
最初は理解できないかも知れませんし、何度もコケたりすると思いますが何度か体感して理解する方が早いですよね。
理由2. 知識や経験、感覚と逆の事をしなければならない
コンテンツマーケティングも自転車と同じように元々私達の知識や経験、感覚に無い事をたくさんやります。
- 商品を一切売り込まなかったり
- お客さんの視点でコンテンツを考えたり
- お客さんが困っている事を解決する事にフォーカスしたり
- 本来、お金を取るべきような情報をタダで提供したり
・・・
その結果、不思議なことなのですが、感覚的には倒れてしまうはずの2輪の自転車がスイスイ進むように、あなたのビジネスもスイスイ進むようになるんです。
私達が今までに習ってきたり、覚えてきた商売のやり方とは全く逆のことをすることもあるので、少し怖い感覚に陥ることもあると思います。
そんなときは自転車に乗ってスイスイ走っているように、既にコンテンツマーケティングで良質な見込み客を無料でザクザク集めまくっている企業が既に出始めていることを思い出してみてください。
理由3. 成功モデルを知らない
そもそも、私達は前例の無い事にチャレンジする事をリスクとして捉えます。
さらにそれがお金がダイレクトに絡んでくる商売やビジネスになったら・・・。
どうしても二の足を踏んでしまいますよね。
だから、誰かが先にやってくれて、うまくいくのをコッソリ陰から見ているんです。
それで、うまくいくのをシッカリと確認してから、自分もやりたいと思っているはずです。
・・・
コンテンツマーケティングが進んでいる海外、特にアメリカやヨーロッパ圏では、チラシやテレビ、雑誌や新聞などに使われていた広告費が軒並みコンテンツマーケティング費に流れ込んでいます。
同じネット広告であるPPCやPPMなどの広告費からも、コンテンツマーケティングにコストが流れ込みつつあるのが現状です(2014年 BtoB BtoC市場 ref:CMI)
多くのコンテンツマーケティング経験者が大手会社ににヘッドハンティングされ、編集経験者などもガンガン引き抜かれてコンテンツマーケティングに携わっているのが現状です。
実際に、今年に入ってから私の所にも何件かコンテンツマーケティングの相談が入ってきていますし、そのうち何件かは現在もコンテンツマーケティングを実行中です。
つまり、広告費をシフトするに値するほど効果があるという証拠であり、今年、来年あたりから日本でも同じような展開が起こるという事です。
コンテンツマーケティングの問題点
コンテンツマーケティングは強力な集客・マーケティングスキームなのですが、一つだけ欠点があります。
それは、コンテンツマーケティングは一朝一夕ではできないということです。
つまり、結果が出るまでにある程度時間を要するのです。
人材とコストを使う事でスピードを上げる事はできると思いますが、今までのマス・マーケティングのようにお金さえあれば何とかなる精神では勝ち上がることはできません。
中小企業や個人であれば、コンテンツマーケティングの恩恵を享受するまでに最低でも数ヶ月間のコンテンツ作成期間を設ける必要があります。
とはいえ、すぐにマネできないという事は競合にとって大きな参入障壁にもなるので、今すぐにでもはじめることを強くオススメします。
お客さんとの関係性が近い、中小企業が有利
コンテンツマーケティングは今までお客さんと地道に関係性を築いてきたような人ほどうまくいく仕組みになっています。
これは、経験上100%間違いありません。
ですので、たとえ中小企業、個人であってもローコストで大企業を打ち負かすことができるのがコンテンツマーケティングです。
うまくいかない理由をあらかじめ分かっておくことは、目の前の障害をあらかじめカンニングできるのと同じです。
失敗ポイントを知っておく事は、うまくいく方法を学ぶのと同じくらいコンテンツマーケティングを成功させるには重要なポイントです。
あなたの悩みや気になる事を教えてください!