コンテンツマーケティングは、ただ記事や文章を書いてWEBにアップすれば良いだけではありません。
的外れなコンテンツをいくら作っても、ただ的外れなアクセスが集まるだけ。
アクセス解析などを見ると、アクセス数はそこそこあるので数字上は良さそうに見えるのですが、実際には売上げが全く上がりません。
的を射たコンテンツは甘い密の花がミツバチを集めるように見込み客を引き寄せます。
正しいコンテンツマーケティングのやり方を覚えれば、少ないアクセスでもほとんど売り込みすることも無く見込み客をガンガン顧客化していく事ができるようになります。
正しいコンテンツマーケティングってなに?
正しいコンテンツマーケティングとは求める結果(アクション)から逆算したコンテンツを意図的に構築する方法。
ネット集客はめまぐるしいスピードで新しく、効果的な手法が次から次へと現れては消えていきます。
私自身、ディレクトリリスティングにはじまり、SEO、アフィリエイト、PPC、フェイスブック広告からプロダクトロンチなど、あらゆる集客方法を全て試してきましたが、10年近く効果が全く変わらずネットの集客戦略として一つだけ選択するとすれば迷わずコンテンツマーケティングを選択します。
理由は簡単で、
- 集客効果・結果が安定していて
- 集客数や販売数が計算できて
- WEBの特別な知識が必要無く
- 誰にでもできる(自分でやらなくても良い)
- 他の集客戦術に比べ、安価
なのが理由です。
コンテンツマーケティングを行うには、まずいくつかの基本的な考え方を脳にインストールする必要があります。
例えばサッカーはボールを蹴って相手のゴールにボールを運ぶスポーツですが、ポジションごとに考え方や役割が違いますよね。
FW(フォワード)の人とMF(ミッドフィールダー)、DF(ディフェンス)の人は同じように足を使ってボールを蹴っているように見えますが、見ている視点も考え方も役割も全く違うと思います。
コンテンツマーケティングの世界でも、コピーライティング、メールライティング、SEOライティング、コンテンツライティングは文章を書くことに関しては一見、同じように見えます。
なのですが全く別の考え方や書き方、フレームワークを持つ必要があります。
そういった違いを理解しないまま見よう見まねでコンテンツマーケティングを導入して、
オウンドメディアだ!
カスタマーパブリッシングだ!
コーポレートメディアだ!
と声を張り上げている企業さんのほとんどはコンテンツマーケティング戦略に失敗しています。
その理由はシンプルで、コンテンツマーケティングの基本が良く分かっていないから。
現段階では教えてくれる先生も少なく、成功事例も少ないので仕方が無い事なのですが、せっかくの労力も費用も専門知識もネット上の廃棄情報としてプカプカ浮かんでしまうのです。
もしあなたが企業、個人問わずコンテンツマーケティングを行うなら、以下の6つの要素をマスターしてください。
コンテンツマーケティングを成功させ、永続的な集客サイトを創り上げるための重要なカギになります。
コンテンツマーケティングを成功させる6つのキホン
CMI(Contents Marketing Institute)のJoe Pulizziによると、コンテンツマーケティングを成功させるために重要な要素は以下の6つ。
少し理解しづらいコンセプトなのですが、私の経験を基にわかりやすく説明をすると以下のようになります。
1.見込み客のニーズを満たすこと
コンテンツとはあなたが伝えたいことでは無く、お客さんが知りたいこと。 常にお客さんの視点で考え、お客さんが知りたいと思っている事に対して答えを返すのがコンテンツ。
2.定期的にコンテンツを書くこと
コンテンツは新聞や週刊誌のように定期発行。 好きな時に好きなことを書くのは日記。計画とスケジュールを元にコンテンツを書き、公開する。
3.人間味を持ったコンテンツを書くこと
コンテンツは本や論文では無く、文章の向こうに人が見えるくらいでなければならない。 堅く、丁寧な文章はつまらないから誰も読まない。文法的、文章的な正確さよりも丁寧な口語くらいを意識して書く。
4.独自の意見、視点を持つこと
また聞きの知ったかぶりが嫌われるのはオフラインもオンラインも全く同じ。 また、抽象的で一般的な話はつまらない。多少偏っていたとしてもあなたの意見や考え方をハッキリと伝える。
5.決して売り込まないこと
コンテンツマーケティングは価値を与え続ける事で成り立ちます。 スポットライトは常に見込み客、あなたの言いたいことを語れば語るほどコンテンツの価値は下がります。
6.その分野の第一人者になること
コンテンツは尖っているからこそ価値があります。 だれでも知っている情報には価値が無く、誰も知らない情報や、知っていたとしてもその分野でまだ満たされていないニーズを満たしたり新しい価値を創り出す事でコンテンツは尖り、価値を高める事ができます。
コンテンツは価値を与えるもの
お客さんの悩みや不満を一撃で解決するのが価値の高いコンテンツ。
私達が言いたいことでは無く、お客さんが聞きたいことを書く必要があります。
コンテンツは何でも書いて良いよ!と言われると、ついつい私達が言いたいことや伝えたい事を書いてしまいがちですが、そういったコンテンツには何の価値もありません。
アクセスだけは稼ぐ事ができますが、お客さんに価値を提供し、惹き付ける事はできません。
つまり、お客さんがあなたのファンになったり、お客さんに知識を与えることで商品を買ってはくれないという事。
お客さんが聞きたいことを書くには、お客さんの事をお客さん以上に理解する必要があります。
銀座のママや、長年連れ添った伴侶のように、相手が求めている事をエスパーのように理解する事ではじめて価値の高いコンテンツを創り出す事ができます。
難しいように聞こえますか?
そんなことは一切ありません。
あなたはあなたの商品やお客さんについて誰よりも理解しているはずです。
お客さんの立場や気持ちになって、目を閉じてゆっくり考えてみる時間を取ってみて欲しいと思います。
あなたの悩みや気になる事を教えてください!