Time Machineでデータを復元(リストア)する3つの方法
Time Machineからのバックアップの復元は、3通りの方法があります。 また、バックアップから復元を行う状況も大きくこの3パターンだと思います。
- ファイルやフォルダを復元したい
- ファイルを以前のバージョンに戻したい(対応アプリケーションのみ)
- 故障や買い換えで、古いMacのデータを新しいMacに移行したい
Time Machineはこれら全てのバックアップに対応しており、それぞれのやり方を覚えることで予期せぬトラブルからあなたとMacを守ってくれます。
1.Time Machine(タイムマシン)で特定のファイルやフォルダを復元(リストアする)
- 知らない間にファイルが無くなっているから復旧したい
- ファイルを○○の時点に戻したい
ほとんどの場合、基本的にはこのリストア(復元)方法を覚えておけば大丈夫です。
Time Machineは1時間ごと、1日ごと、1週間ごと、自動的に変更があったファイルのバックアップをとっています。
ですので、タイムマシンで時間を遡って昔のファイルを見に行くように、以前のファイルを見たり、復元したりすることができます。
- Finderを開いて「Time Machineに入る」をクリックすると、時間軸ごとのFinderの中身、つまりMacの中身を見ることができます。
このバックアップは外付けのHDDの中に保存されていますので、外付けHDDを接続している状態である必要があります。
- 復元したファイルが保存されているディレクトリに移動します
- 復元したいファイルを選択し、「復元」ボタンを押すと、元々あったファイルの場所にファイルを復元できます。
もちろん、復元できるファイルはTime Machineでバックアップされたファイルのみなので、作業中は外部の外付けHDDを付けたままにすることをオススメします。
外出先で新しく作成、変更したファイルも、外付けHDDに接続するだけで自動的にTime Machineがバックアップをスタートしてくれます。
2.Time Machine(タイムマシン)でファイルを以前のバージョンに戻したい
- Macで作業中に、以前のファイルに戻したくなった(例:2時間前、作業スタート時、昨日など)
アプリケーションによっては、「ファイル」メニューからTime Machineファイルのリビジョン(履歴)に直接アクセスできるものもあります。
ただ、できるアプリとできないアプリがあるので実際のところあまり使い勝手が良いとはいえません。
毎回同じ手順でファイルを復元する方法を覚える方が後々楽なので、上の手順でファイルを復元する方法を覚えることをオススメします。
また、spotlightでファイルを検索した後、Time Machineに入る手順も覚えておくとさらに便利です。
- spotlightで目的のファイルを検索する – spotlightはファイルをただ検索するだけでなく、高度で強力な絞り込みをすることができます。
(※Spotlight検索で絞り込みに使用できるキーワード)
目的のファイルを見つけたら ⌘+↵を押すことで、目的のファイルが入ったフォルダをFinderで開くことができます。 - メニューバーからTime Machineに入る – 目的のファイルが入ったフォルダがFinderで開きますので、そのままメニューバーからTimeMachineに入ります。とりあえずFinderを開いて目的のファイルが入ったフォルダを探すよりも数倍早く、正確に目的のファイルに辿り着き。Time Machineを起動できます。
- ファイルを復元する – 目的のファイルをTime Machineで開いたら、タイムライン使って時間軸を遡り、目的のファイルを復元します。
3.Time Machine(タイムマシン)で新しいMacにデータを移行したい
上の2つがファイル単位で復元を行うのに対して、こちらはMacのシステム全体を復元する方法
- 新しいMacに古いMacのデータと環境をそのまま移行したい
- システムのアップデートやアプリケーションのインストール、またはトラブルなどでMacが不調になってしまったので、問題なく動いていた時点に戻したい
といった状況で使用します。
つまり、Time Machineでバックアップしてあるシステムやデータを丸ごと復元することができるということです。
今すぐ必要になることはあまりないと思いますが、こういったことができることを覚えておくだけで、何時間もの時間やサポートに使う費用を節約できます。
- 全てのアプリを終了して、Macをシャットダウンします
- キーボードで⌘+Rを押したまMacの電源を入れます
- リカバリーモードでMacがたちあがるので、Time Machineから復元を選択します
- ダイアログのメッセージに従って、バックアップ一覧にある、戻したい時点のTime Machineバックアップファイルを選択すれば、OKです。
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