海外旅行でネットは使えるの?iPhoneやmacをそのまま使うにはどうしたら良いの?
ですよね。
日本では北海道から沖縄までどこに行ってもネットが使えるのが当たり前。
スマホ一つあれば電話もメールもネットも、友達とLINEしたりFaceBookでいつでもコンタクトが取れます。
普段当たり前に使えるネットですが、ひとたび海外に行くと日本にいるときと同じようには使えません。
海外でiPhoneが使えれば道に迷うことも無く、知りたい情報がいつでも調べられるので超便利ですよね。
macを持っていればホテルやリゾートでのんびり書き物としたり、日頃できない頭の整理ができてこれまた超便利。
でも、お作法を知らずにiPhoneやmacを海外に連れていってもただスーツケースの重量を増やすだけ。
ただの筋トレになりかねません。
海外で快適なデジタルライフスタイルを満喫するためのお作法をマスターしましょう。
準備編
まずは準備!
旅行に旅立つ前までの準備です。
せっかくの楽しい旅行、お気に入りのデジタルアイテムと一緒に過ごしたいですよね!
旅先で「使えない・・・。」とか、「あれ持ってこれば良かった・・・。」なんてのは日常茶飯事。
現地で調達するのも不可能では無いのですが、そこは何と言っても日本製品が一番。
現地であまり質の良くないものを高額で買いたくはないですよね。
出発前にみっちりとカンペキに準備をしていく人は神経質っぽくてあまり好きじゃありません。
なのですが、現地に到着してからネット繋ぐだけで何時間もかかった・・・、なんてものかなり悲しいので最低限の知識と準備だけは仕入れておきたいですよね。
そもそも海外でネットは使えるのか?
まず、気になるのがネットが使えるかどうかということですよね。
せっかくの「マイ」iPhoneやmacを海外に持っていたとしても、ネットが繋がっていなければただの重い箱。
ホテルのラウンジやプールサイドで論文でも書くのでない限り、パソコンなんて必要ありませんし、現地で電波を拾わないiPhoneは、ただ音楽が聴けるだけで値段が高いipod。
価値が半減ですよね。
幸いなことに、私達の旅行先のほとんどの国でネットを使う事ができます。
ただ、私達がいつもネットに繋ぐためにお世話になっているdocomoさんやauさんやsoftbankさんに繋いでもらうわけではありません。
私達がスマホやパソコンをネットに繋ぐ方法は主に2つあります。
一つは、docomoさんやauさんやsoftbankさんに毎月お金を払って、使い放題とかで使わせてもらっている方法。
もう一つがwifi(わいふぁい)という無線LANで接続する方法です。
誰でも使えるネット接続
wifi(わいふぁい)はスタバや大学、一部の公共施設などで使えるお金のかからないネット接続で、一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「うぃふぃ」とか「うぃーふぃー」と呼ばれている事も多いので気付いていないかもしれませんが、ちゃんとした呼び名は、「わいふぁい」です。
wifiでネットに繋ぐ
海外でネットに繋ぐ場合、一番メジャーでカンタンなのがwifiで接続する方法です。
宿泊先のホテルのほとんどでwifiを使う事ができるようになっているはずです。
滞在先で、
[Do you have Internet connection?](ネットは使えますか?)
とフロントで聞いてみてください。
多くの場合、wifiのSSIDとパスワードを教えてくれます。
SSIDとはそのホテルのネットに接続するために必要なアクセスポイントID。
ネットに繋ぐためのIDとパスワードのようなものだと考えてると分かりやすいと思います。
現地のsimで繋ぐ
もう一つ、ネットに繋ぐ方法があります。
僕もほとんどの場合こちらの方法を使っていてものすごく便利なのですが、少しだけ難易度が高いのが難点です。
かいつまんで説明をすると、海外の通信業者さんの回線をプリペイド契約で使う方法になります。
つまり、海外版のdocomoさんやauさんやsoftbankさんと旅行中だけ前払いで契約をするんです。
とはいってもやり方さえ分かればとてもカンタンで、できてしまえば旅行中はとんでもなく快適デジタルライフが待っていますのでかなりオススメ。
チャレンジする価値はあります。
どうやるの?
私達が日本で、屋外でネットを使うためにはdocomoさんやauさんやsoftbankさんの電波網を使ってネットに繋ぎますよね?
それは何となく分かってもらえると思います。
でも、docomoさんやauさんやsoftbankさんは日本の会社なので海外ではサービスを行っていません。
では、海外の人はどうしているかというと、その国その国の通信業者さんがサービスを行っているんです。
つまり、海外版のdocomoさんやauさんやsoftbankさんですね。
海外の多くの国では、携帯をプリペイド方式で契約できるんです。
日本では使った分だけ後払いが常識なのですが海外では逆なんですね。
理由は不払い。
特にアジア圏などでは貧困層の比率が高いので、後払いなんかにしてしまったら払わない人達が続出して携帯会社が大損ししてしまうんです。
なので、前払いで携帯を使う方式が一般的で、前払い方式で一般的なのがプリペイド方式である、と。
プリペイド方式携帯は誰でも借りられる
つまり、お金さえ前払いすれば誰でも携帯を契約できてしまうんです。
私達日本人の感覚だと、運転免許証とか印鑑とかクレジットカードとかが必要なイメージじゃないですか。
そんなのは一切必要ありません。
フィリピンやタイあたりだと、セブンイレブンのお菓子コーナーの横に普通に並んでたりします。
携帯を借りるわけではなく・・・
プリペイド契約するといっても、携帯を借りるわけではないんですね。
通常はsim(しむ)と呼ばれるちっちゃなICカードを購入します。
このカードをiPhneに差し込むと・・・、
あら不思議、現地のプリペイド契約の携帯に早変わり!
面白いですよね。
詳しい仕組みは省きますが、この小さなICカードの中に携帯会社との接続情報が入ってるんです。
それで、どれくらい使ったか、とか誰と話したか、とかを管理して記録してるんです。
なので、このカードを入れ替えてしまえば別の携帯になってしまうんです。
もちろん、日本に帰って友達のカードと入れ替えれば友達の契約の携帯に早変わり!です。
一つだけ、条件があります
ただ、どんなiPhoneでもできるわけではありません。
これは、simフリー(simロックがかかっていない=フリー)のiPhoneでしか海外のsimを認識できません。
2015年5月でsimフリー化が義務づけられましたが手持ちのiPhoneがsimフリーiPhoneである場合にのみ現地simが使えます。
電源は大丈夫?
日本の電源は100v(ボルト)の国です。
そして、海外のほとんどはそれ以上です。
200ボルトとか220ボルトとかです。
私達は電気屋さんではないので、あまり難しい事は考えなくて大丈夫です。
なんとなく想像してもらいやすそうなのが日本のドライヤー。
女性は海外旅行にマイドライヤーを良く持って行くんですよね。
で、日本のドライヤーは当然日本製なので100ボルトの仕様で作ってあることがほとんどです。
海外旅行に行って何も考えずに200ボルトのコンセントにブスッと挿してブーンと頭を乾かすわけですよ。
いつもよりも勢いも熱量も多いのは旅行でテンションが上がっているからだと思うのが大きな間違い。
コンセントからは200ボルトの電流がドライヤーに向かって流れ込んでいるので、ものすごく大ざっぱにいえば2倍もの電力がいつも使っているご愛用のドライヤーに流れ込んできているんです。
ドライヤーはそもそも100ボルトで動くように作られているので、2倍の風力を受けた風車のように限界を超えた能力で髪を乾かし続けるんです。
ドライヤーが悲鳴を上げて壊れるのは何となく想像してもらえると思います。
ドライヤーならまだかわいいものですが、これがiPhoneやmacだとシャレになりませんよね。
被害は10万円クラスになります。
基本的に、iPhoneとmacの電源は世界対応(純正は)
基本的には大丈夫だと思うのですが念のために。
iPhoneやmacを長く使っていると、純正の充電器が不調や故障で買い換えたり、場合によっては値段が安いので社外品を使う事があると思います。
Appleの場合、基本的には純正の充電器であれば世界中どこの国の電源でも充電することができます。
220ボルトの国でも、純正の充電器を挿して充電をすれば壊れる事はありません。
しかし、社外品を使っている場合は要注意。
上のドライヤーのような運命になる可能性があります。
それを避けるためには純正の充電器を買わなくても充電器に張ってあるシールを確認すればOK。
持っておくと便利、いや持っておきたい海外デジタルお供達
せっかく海外にまで旅行行くんだから旅行を満喫できるアイテムが欲しいですよね!
旅行の達人達のバッグに入っている、マストアイテム達を紹介します。
iPhone,mac専用海外コンセント対応アダプタ
コレ一つでiPhoneもmacも世界中どこでも安心フル充電!
世界中のコンセントの形状と電圧を1台でフルカバーする必須アイテム。
iPhone専用衝撃吸収フィルム
海外旅行に行くと、必ず携帯を落とします。
はい、必ずです。
そういうものです。
画面が割れてブルーになるくらいなら、割れないフィルムを貼っておきましょうね。
iPhone専用完全防水・防塵・耐衝撃ケース
コレ、確実です。
iPhoneを海やプールに入れても、落下させても大丈夫。
普段とは違う行動をする旅行先で、思わぬハプニングからiPhoneを完全防御してくれます。
1台は持っておきたいアウトドア派の必需品。
mac専用ケース
僕はもう3年くらいBUILTを使ってます。
出し入れもカンタンでしっかりホールド、帽子をかぶせれば全面スッポリカバーです。
他のBUILT製品はこんな感じ
ケースは見た目の好みもあると思います、いろいろあるので選んでみてください。
現地編
海外に着いたらまずやるべき設定
iPhoneの設定
まずはローミングの設定。
簡単に言えば、domomoやauやsoftbankが旅行先である海外の提携通信業者に勝手に繋がないようにする設定。
これは確実に確認しましょう。
でないと、「海外パケ死」と呼ばれる帰国後に数万、数十万の請求が来る恐れがあります。
次に、wifiの設定。
設定からWi-Fiをタップして、
ホテルのアクセスポイント(SSID)を選択。
ホテルからもらえるパスワードを入力すれば、
ネットに繋がります。
macの設定
macでやることはwifiの設定だけ。
wifiさえ繋いでしまえば、ホテルで自由にネットが使えるようになります。
まずはデスクトップのwifiアイコンを右クリック
少し待つと、ホテルのアクセスポイント(SSID)が表示されます。
ホテルのアクセスポイントをクリックするとパスワードを求めらるので、入力。
マークが画像のように「点灯」すれば、接続完了!ネットが使えます。
ピンチ!海外でネットに繋げない時は?
- ホテルでwifiが使えるかどうか分からない
- 自分で設定ができるかどうか不安
- 海外でどうしてもネットに繋がないといけない
- 複数(2-3人以上)で海外に行く
上の条件のいずれかにあてあまるなら、レンタルwifiルーターがオススメです。
レンタルwifiルーターを持っていれば渡航先のホテルでも外出先でもどこでもネットに繋ぐことができます。
emobileやwimaxのようなモバイルルータを使ったことがあるとイメージしやすいと思います。
一台あればiPhoneでもAndroidでもmacでも繋ぐことができるので、かなり便利です。
フィリピンで道に迷ったときにはgoogleMapのお世話になりましたし、タイでは良さげなマッサージ屋さんを探しましたし、シンガポールではレストランの電話番号を調べて夕飯の予約をする必要があったときに助かりました。
日本にいる時以上に外出先でネットに助けられる状況は多いと思います。
申し込みはWEBからカンタンに申し込めます。
いくつか同じような会社があって、調べてみると分かるのですが安くて便利なのがここ。
会社でアジア圏に行くことが多くて、少し前までは出発当日に空港で借りる事が多かったのですが、当日空港でモバイルwifiを借りると最低でも1日1,200-300円くらいはかかるんです。
それがここで、アジア圏なら半額程度で済みます。激安です。
さらにこの会社の良いところは、当日空港のカウンターで受け取ることもできるんです。
レンタルするのに郵送してもらう事もできますが、空港でも受け取り、返却ができるは便利です。
これくらいの金額ならとりあえず保険で借りておいても良いかな、と思います。
二人以上でいくならなおさらで、人数分で割れば缶コーヒー程度なので、1台は持って行く事をおすすめします。
ネットに繋がならなくて大変な思いをしたりiPhoneやmacの設定で時間を費やすよりは、旅行を楽しむ方がいいですよね。
海外まで来てネットなんかするなよ!
と言われることもありますね。
分からない事があったら現地の人に聞いたり、ローカルしか知らない所を教えてもらったり店に行ったりするのもそれはそれで楽しいです。
でも、やっぱりネットがあると便利です。
ネットがなかった頃は国際電話に何万円も払っていましたが、LINEやFB、Skypeを使えば実質無料で日本の友達や家族と話せます。
会話だけでなくテレビ電話までできる時代です。
下調べなく海外に行ってもネットで調べながら評判の良いレストランや観光スポットもたくさん見つかりますし、道に迷うこともありません。
もちろん、危険なスポットもチェックしながら動くこともできますしね。
オンラインとオフラインの両方使いながら上手に旅を楽しむのが一番なんじゃないかと思います。
あなたの悩みや気になる事を教えてください!