MacのOS X Sierra(シエラ)を簡単にクリーンインストールする方法を紹介します。
- 再インストール
- 初期化
- クリーンインストール
と、様々な言い方がありますが、どれも同じような意味で使われています。
クリーンインストールする事で、動作が重くなったMacがサクサク動くようになり、細かい不具合が解決する事も多いです。
また、新しい機能もたくさん追加されているので、より便利にMacを使う事ができます。
ただし、クリーンインストールをする前に、いくつかの準備と、注意点がありますので、確認をしておくことをオススメします。
まずはSierraをクリーンインストール/アップデートする際に気をつけること!
OSの名前が変わる時は、「メジャーアップデート」といって、多くの機能追加や修正が含まれます。
その影響で、
- 今まで使えていたアプリが使えなくなる
- 今まで起こらなかったトラブルが起こるようになる
- そもそも動かなくなる
といった事が起きる可能性があります。
ですので、クリーンインストール/アップデートをする前には、思わぬトラブルを避けるためにも、準備が必要です。
- 対応機種の確認 – 古い機種はインストールできない事があります
- 対応OSの確認 – 古過ぎるOS(Lion v10.7以降ならOK)
- バックアップをとる – 必須です。外付けHDDにTimeMachineでバックアップ
最低限、以上3つの確認作業を行ってから、インストールに進みましょう。
最悪、インストール時にトラブルがあったり、インストールしてからトラブルが出ても、TimeMachineのバックアップがあれば簡単にインストール前の状態に戻すことができます。
Sierraをクリーンインストールするメリット
データを全て消してインストールする事を、「クリーンインストール」といいます。
「再インストール」とか「初期化」と言われることもあります。
いちばんのメリットは、Macの動作が圧倒的に軽くなること。
Macを買ったばかりの時は、ものすごくサクサク動いていたのを覚えていると思います。
Macが重くなる原因は、単純にデータ量が増える事だけではありません。
使用するアプリが増えたり、パソコンを使い込んでいくと、「見えないゴミ」が溜まります。
金属やゴムが経年劣化を起こすようにOSのシステム自体が「汚れてくる」のです。
その結果、動作が重くなるといった理由もあります。
OSを真っさらな状態でインストールする事で、システムをピカピカの状態にすることができます。
その結果、Macは購入したときのようにキビキビと動いてくれるようになります。
良い事ずくめのように聞こえるのですが、一つだけデメリットがあります。
それは、セットアップに時間がかかるということ。
Sierra(シエラ)自体をインストールする時間は、アップグレードインストールと大して変わりません。
なのですが、セットアップ後、あなたが元々使っていた状態に戻すための「設定」に時間がかかってしまいます。
- 環境設定各種
- アプリのインストール
- 必要な書類をバックアップから復元
- 写真などをバックアップから復元
- データをiCloudやDropBoxからダウンロード/復元
と、アップグレードインストールに比べて、ステップが多い分、何倍もの時間がかかってしまいます。
ですので、クリーンインストールを行う際には、しっかりとした準備と十分な時間をとって行う事をオススメします。
僕自身の経験で言えば、インストールや設定に3時間くらい。細かい設定や調整に2時間で、最低でも合計5時間くらいはかかります。
クリーンインストールだけなら40-50分程度で終わってしまうのですが、その後の設定が大変、ということです。
MacにSierraをクリーンインストールする流れ
対応機種とOSの確認
まずは、あなたのMacにSierraをインストールできるかどうかを確認します。
よっぽど古いモデルでなければ、基本的には大丈夫です。
TimeMachineでバックアップ
次に、TimeMachineを使って、バックアップをとります。
既にTimeMachineでバックアップをとっているならOKです。
まだなら「必ず」バックアップを取っておきましょう。
→ TimeMachineで外付けHDDにバックアップをとる
必要なデータをバックアップ
外付けのHDDに、必要なデータを「個別」にバックアップを取ります。(※重要)
理由は、クリーンインストール後に、「手動」でデータを復元するためです。
仕事のデータや書類、デスクトップに一時的に保存してあるファイルなどが、これにあたります。
忘れてしまうと、あとからファイルを復元するのが大変になります。
普段使っているフォルダやファイルをもう一度思い出して、ちゃんと外付けHDDにバックアップを取っていきましょう。
Macに Sierraをクリーンインストールする方法と手順
それでは、Sierraをクリーンインストールしていきます。
Sierraでのクリーンインストールは「リカバリーモード」から行います。
カンタンに言えば、一旦アップグレードしてハードディスクにリカバリディスクを作成。
その後、リカバリディスクから任意の場所にSierraをクリーンインストールします。
ですので、以下の手順で順番にクリーンインストールを行っていきます。
- OSをmacOS Sierraに一旦アップグレード
- リカバリモードで起動
- ハードディスクを初期化
- クリーンインストール
それでは、一つずつ進めていきましょう。
OSをmacOS Sierraにアップグレードする
Sierraへのアップグレードは、「App Store アプリ」から行います。
インストールには数十分程度の時間がかかります。
ダウンロードを押すと、Sierraのダウンロードが始まります。
ダウンロード時間は、ネット環境によって異なります。
ダウンロードが完了すると、自動的にインストールの手順が開始します。
仕様許諾契約に同意して、先に進みます。
アップグレード先のHDD(ハードディスク)を選択して、インストール。
すぐに準備が完了して、再起動を促されるので再起動。
インストール開始。2-30分かかります。
完了すると、ログイン画面に。
いままでのログインパスワードでログインすると、Sierraへのアップグレードが完了しています。
アップグレードの完了を確認したら、再起動。
リカバリモードで起動しますので、⌘+Rを押したまま、再起動をします。
リカバリモードで起動
HDDを消去するために、リカバリモードで起動します。
macをリカバリモードで起動するには、⌘+Rを同時に押したまま、再起動をします。
「macOSユーティリティー」が立ち上がりますので、「ディスクユーティリティー」を選択。
ハードディスクを初期化(フォーマット)
ハードディスクを初期化(フォーマット)します。
上の段にある、「内蔵」のハードディスクにある、OSが入っているディスクを選択。
通常、何もしていなければ(名前を変更していなければ)、「Macintosh HD」になっています。
上のメニューから、「消去」を選択し、フォーマットオプションを選択します。
「フォーマット」は、「Mac OS Extended (Journaled)」(ジャーナリング)を選択して、「消去」します。
フォーマットは、すぐに完了します。
システムのHDDが、空になっています。
Sierraをクリーンインストール
フォーマットが完了後、ウインドウの左上、赤色の丸ボタンを押して、メニューに戻ります。
「macOSを再インストール」を選択し、Sierraをクリーンインストールします。
Sierraのインストール画面が出てくるので、「続ける」をクリックします。
インストール先に「Macintosh HD」を選択。
新規インストールはアップグレードよりも早く完了します。
クリーンインストールなので、「今は情報を転送しない」を選択。
個人的には、ですが、FileVaultディスク暗号化は、OFFにします。
TimeMachineからの復元などで、トラブルになる事が多かったので。
個人的にはOFF、で。
デスクトップは一時的なファイル置き場として使う事が多いです。
なので、iCloudに保存されてしまうと容量がパンクしてしまうのでむしろ困ります。 笑
気になる設定は、以上でしょうか。
あとは、Macが自動的に起動します。
起動しました。
真っさらなクリーンインストール後の、macOSX Sierraです。
MacBookPro 13インチ 2013年
Mac OS X Sierra
インストールが進みません
mac book pro 型番A1278ですが、クリーンインストールしでから、OSのインストールが進みません。
何度しても途中からインストールから画面から進みません。くわしく対応方法を教えていただけますか。
起動ディスクの所が透けていてクリックできず先に進みません。
教えてください。クリーンインストールのとちゅうでインストールが進みません。
インストールされます。の画面から進みません。対応を教えていただけますか。