Macをはじめて購入して、まず戸惑うのはMacの操作方法だと思います。
購入時やクリーンセットアップ後は、デスクトップにDockがポンとあるだけなので何をやっていいのか、何ができるのかがサッパリ分かりません。
WEBやメール、写真の管理、動画や音楽、画像の編集。
やりたいことはこれからどんどん増えていくとは思いますが、まずはどんな用途にも対応できる、おすすめの設定を解説したいと思います。
ここで解説するMacのおすすめ設定は、「僕自身がいつも使っている設定」です。
まず、この設定でMacを使ってみてもらえば、Macがものすごく便利なパソコンに変身してくれることは間違いありません。
なぜMac初心者に設定のカスタマイズがおすすめなのか?
ひとことでいってしまえば、Macの設定をカスタマイズすることで時間を短縮できるようになり、楽に作業ができるようになり、便利にMacを使えるようになるからです。
カンタンにいえば、「使いこなしている」ように見えます。 笑
実際には使いこなしているわけではないのですが、設定を順番にカスタマイズしていくとMacでできることや細かい設定が分かってきます。
使い方が分からない機械ほどツマラナイものはありません。
設定を見ながらMacを操作していくと、自然にMacに興味が沸いてきます。
すると少しずつ楽しくなっていくので、Macを自然に覚えて使いこなせるようになっていきます。
僕自身、10年以上Macを使ってきました。
仕事柄、毎日ほとんどの時間をMacで作業をしながら過ごします。
ですので、
- 効率的に
- 楽に
- 便利に
Macを使うことは死活問題。
Macに備わっているたくさんの機能や設定を試したり、組み合わせたりして試行錯誤しながら、今は一番使いやすい設定に落ち着いています。
まずはこの設定でMacを使ってみてください。
Macをある程度使っている経験者だけでなく、初心者にもおすすめの設定になっています。
一部、有料のアプリも紹介していますが、長い目で見れば買って損のないアプリばかりです。
実際に、何十個もの有料アプリを購入して試してきた結果、お金を出してもらってでも使ってもらいたいものしかここでは紹介していません。
すべてを設定しても、15分もかからないと思います。
もし、設定を変えてしまうことに不安があるようなら、設定を変更する前にTimeMachineなどでバックアップをとっておくこことをおすすめします。
とはいえ、ここで紹介しているのはMac標準の機能の範囲内のみ、設定変更をしています。
Macのシステムにダメージを与える可能性のある、ターミナルやコマンドラインを使っての変更は一切含まれていませんので安心してもらえればと思います。
Macを超便利なマシンに変身させる3つの行為
いまからやることを大きくに分けると、
- 設定変更
- アプリを設定
- アプリを導入
の3つ。
「設定変更」とは、Macの見た目や細かい使い勝手を変更すること。
カンタンにいえば、購入時にはAppleが推奨する設定になっています。
購入時の設定は、わかりやすい反面、必ずしも使いやすさや効率の面においてベストな状態ではありません。
これらの設定を「便利さ」「作業効率の良さ」の視点から、設定を変更していきます。
たとえば、
- トラックパッドをタップでクリックする(初期状態では押し込み)
- Dockから使わないアプリを消す(使わないアプリまで、すべて表示されている)
といった設定項目を変更するだけでも、Macは格段に見やすく、使いやすくなります。
これらの設定変更を、順を追って進めてもらうだけでも、今後あなた好みのMacに変える時に役に立ちます。
もう一つは、「アプリの設定」。
あらかじめインストールされているアプリで、設定しておくと便利な機能を設定し、不要な機能を外します。
最後はは「アプリの導入」。
Macにはもう数年、10年以上もMacユーザーに使われているおすすめのアプリがたくさんあります。
標準のMacには入っていない機能だけど、サードパーティー(Apple以外の会社)が開発するアプリを導入することで、Macをさらに便利に使うことができるようになります。
一般的にMacで行う作業は以下の3つ。
- 文字を入力すること
- メモをとること
- 目的のファイルを探すこと
これらの作業を便利に、効率的にするだけで、Macを圧倒的にラクに使うことができるようになります。
アプリは、サードパーティーの会社から数え切れないほど販売されています。
無料のものもあれば、有料のものもあります。
有料アプリもさまざまで、数百円のものもから数千円、数万円のものまであります。
よいアプリは便利で、面倒な作業のストレスを無くし、時間効率を高めてくれます。
目的や使用用途に合わせて、便利なアプリを積極的に導入してみることをおすすめします。
環境設定をカスタマイズする
それではまず、システム環境設定の項目を一つずつ変更をしていきながら、カスタマイズを進めていきます。
「環境設定」とは、Macの設定などを一カ所から変更できる機能。
「環境設定」にはMacで設定できるさまざまな機能が一カ所に集約されていいます。
「環境設定」からほとんどの設定を切り替えたり、カスタマイズすることができます。
ですので、Macの設定を変更したくなったり、なにかしらの機能の調整が必要になったら、まず環境設定と覚えておくのが良いでしょう。
一般
「一般」はMacの見た目や全体の挙動などの設定。
あまり細かく設定する項目はありませんが、
- MacOSの見た目が変更できる部分を覚えておく
- Macの基本的な挙動、設定できる項目を覚えておく
と良いと思います。
僕自身が設定している項目は以下となります。
アピアランス
アピアランスとは、ボタンやメニューを強調するために使われる色。
初期設定の青色が鮮やかすぎるので、マットな色に変更するために、「グラファイト」を選択します。
メニューバーとDockを暗くする
コントラストを暗くして、目に優しくします。
メニューバーを自動的に隠す/表示
両項目をチェックします。
見た目を「グラファイト」を選択してコントラストを落としたのに合わせて、メニューバーとドックの色も「暗く」します。
スクロールバーのクリック時
「クリックされた場所にジャンプ」を選択。
通常、スクロールバーをクリックすると次のページが表示されるのが普通です。
ですが、この設定をすることで、スクロールバーからページ内の「ページ内のクリックした位置」にジャンプすることができるようになります。
スクロールバーを何度もクリックしたり、何度もスクロールを繰り返さなくても良いので、慣れると時間を短縮することができます。
デフォルトのWEBブラウザ
Chromeに変更します。(※google Chromeインストール後)
ほかのアプリなどからWEBページを表示するときなどに、どのブラウザを使ってページを開くかを選択します。
MacOSデフォルトの「Safari」(さふぁり)を使い慣れている場合には、Safariでも問題はありません。
デスクトップとスクリーンセーバ
「デスクトップとスクリーンセーバ」では、デスクトップの背景色を指定します。
無地の色を選択(濃いめのグレー)
個人的にはデスクトップは暗い方がカッコイイので、この色にしています。
Dock
「Dock」はMacのアプリやフォルダを一カ所で管理してくれる簡易ランチャのようなもの。
ランチャとは、よく使うアプリやフォルダを使いやすくまとめておくツール。
初期設定のまま使っていると、少しジャマになってくるので、調整をします。
サイズ
20%程度小さく設定。
デスクトップをできるだけ広く使いたいので、小さくしています。
拡大
チェックして25%程度。
マウスカーソルを合わせると、ビヨンと少し大きくなります。
見た目重視です。
Dockを自動的に隠す/表示
チェック
デスクトップをできる限り広く使うために、普段は非表示にしています。
マウスカーソルをモニター下部に持って行くと、スッと出てくるようになります。
通知
通知は、Macで起こる様々なイベントを通知してくれるしくみ。
メールが届いたり、FaceBookのコメントがあったりしたときなど、アプリごとに細かく設定をすることができます。
とはいえ、画面からポップアップ通知が出てくると気が散ってしまうので、全てOFFにして通知は一切表示しないようにしています。
アプリを選択して、全てなしを選択し、チェックを全て外していきます。
画面上からポンポン通知が出てくると気が散って集中できなくなるので、完全にOFFにします。
ディスプレイ
「ディスプレイ」の設定では解像度の変更をします。
解像度はザックリと言ってしまえば机の大きさようなもの。
小さくすると表示するアイテムが大きく表示されるので、画面を使える領域が狭くなります。
逆に、大きくすると、表示するアイテムをより細かく表示できるので、画面を広く使うことができます。
大きさの判断基準としては、テキストが無理なく読める程度の大きさに設定するのが良いと思います。
解像度を変更
スペースを拡大で、作業領域を最大にしていましたが、最近は目が疲れるのでデフォルトの解像度に設定しています。
文字が小さくなっても、画面の作業領域を大きくしたい人にはオススメです。
ミラーリングオプションを表示
チェックを外す。
メニューバーディスプレイオプションのアイコンが出てくるのですが、あまり使わないので外します。
省エネルギー
「省エネルギー」では、外出先で少しでも長くMacを使うために、バッテリーを長持ちさせる設定をしていきます。
バッテリー
「5分」程度に変更
バッテリー使用時に(電源に接続していない状態)5分程度でディスプレイが自動的にOFFになります。
モニタは消費電力が多いため、短めに設定をしておくとバッテリーを長く使えます。
キーボード
「キーボード」では、キーボードに関する機能や設定を細かく指定することができます。
この設定をしておくと、動作がキビキビしてカナリ快適になります。
キーのリピート、認識時間
両方とも「速い」に変更。
キータッチから動作までの時間を早くするだけで動作がキビキビするので、Macが速くなるように感じます。
修飾キー
Caps Lockを「コントロールキー」に変更。
日本語でMacを使う場合、Caps lockのキーを使うことほとんどありません。
ですので、比較的よく使う「コントロールキー」に変更します。
コントロールストリップをカスタマイズ
※ late 2016のタッチバー搭載モデルのみ
この設定から、タッチバーに表示されている「機能ボタン」を変更できます。
ショートカット
すべてのコントロールにチェック。
キーボードで操作をする人向けの設定で、「Tab」キーを押したときに移動するフォーカスを、どの要素にするか、という設定です。
普段から使っていない人にはわかりにくい設定なので、よく分からない場合はそのままでOKです。
トラックパッド
- 「タップでクリック」をチェック
- 軌跡の速さを調整
クリックをする際に、デフォルトではトラックパッドをギュッと押し込まないとクリックになりません。
ポンッとタップしただけでクリックしたいのでチェックして有効にします。
共有
「共有」はファイルやネットなど、ネットワークまわりに関する設定。
ここでは、コンピュータ名を変更します。
コンピュータ名を変更。
ネットワーク上の他の人や、iPhoneなどと接続する際に、自分のMacがどんな名前で表示されるのか、という設定です。
「○○のMac」「○○のiPhone」というのがなんとなくダサいので、名前を変更します。
Toudh ID を追加
※ late 2016のタッチバー搭載モデルのみ
「TouchID」(指紋認証)機能に関する設定。
右手:人差し指と中指
左手:中指
を追加登録。
変更するときに分かるように、名前も付けておきましょう。
Touch IDは指を置くだけでパスワードを入力してくれる便利な機能。
使いやすい指を登録してもOKで、指を複数登録しておくと便利です。
Time Machine
自動でバックアップを取ってくれる、Macの機能の中でも最も重要な設定の一つ。
Macのデータを自動でバックアップしてくれるTime Machineは絶対に必須の設定になります。
ポイントは、外付けのHDD(ハードディスク)を購入して、設定しておくことです。
外付けHDDを接続すると、選択できるようになります。
外付けHDDを使わずにTime Machineを使うと、Macにバックアップを保存してしまいます。
その結果、使っているとすぐに容量がいっぱいになってしまいます。
容量がいっぱいになるとMacが遅くなったり、トラブルが起きるようになってしまいます。
外付けのHDD(ハードディスク)にバックアップを設定しておけば、Macを快適に長く使い続けられるようになります。
アクセシビリティ
「アクセシビリティー」では、操作に関する細かい設定ができます。
マウスとトラックパッド>ドラッグロックを有効>3本指のドラッグをチェック。
通常、ファイルをドラッグするにはトラックパッドを押し込むか、2回叩いてドラッグします。
「3本指のドラッグ」に設定すると、トラックパッドに指3本を当てるだけでドラッグできるようになります。
ミッションコントロール
ホットコーナー>左隅にデスクトップを設定。
ホットコーナーを設定しておくと、マウスカーソルを指定の位置に移動させるだけで任意の機能を呼び出せるようになります。
この設定では、左隅にマウスカーソルを持って行くと全てのウィンドウが移動し、デスクトップを表示してくれるようになります。
デスクトップには「よく使うファイル」がたくさん溜まっていきます。
ウインドウを開いて作業をしていると、デスクトップのファイルを見たくなったり、開く必要が出てきます。
その際、作業中のウインドウをいちいち閉じたり移動させたりすること無く、一瞬でデスクトップを見ることができる便利な機能です。
アプリを設定する
環境設定からでは変更できない、アプリ個別の設定を行っていきます。
通常だと、アプリの設定はアプリから行うのが一般的なのですが、 Macの場合はアプリからだけでなく、複数の場所から設定を行う必要が出てくるので注意が必要です。
たとえば、メールアプリを開いているときに新着メールが届くとデスクトップにポップアップ表示は、「環境設定」の「通知」から設定します。
キーボードショートカットを変更するにもアプリ内からはできず、「環境設定」の「キーボード」から行います。
少し複雑に感じてしまうと思いますが、これに関しては慣れるしか無いと思います。 「お作法」を覚えてしまえば大丈夫なのですが、思い通りに設定できない時には、
- 環境設定を確認する
- アプリの環境設定を確認する
の両方を見てみる、という事を覚えておくと良いと思います。
Dockを整理する
- Finderのみ残して全て削除
- 使わないアプリを右クリックして「オプション>Dockから削除」


デフォルトでは、あまり使わないアプリが表示されています。 Dockは、
- スグに開けるショートカットとしてアプリを常に表示
- 使用中のアプリを表示して、終了したら非表示
の2パターンが表示されています。
まずはFinderのみ残して一旦全て削除してスッキリさせます。 右側の2つは、「ダウンロード」フォルダと、「ゴミ箱」フォルダ。
残しておいても問題はありません。
よく使うアプリ(ブラウザなど)があれば、後から登録していきましょう。
日本語入力を使いやすくする
- ライブ変換をOFF

通常、
- 文字を入力
- スペースキーを押して変換
と、Macに文字を入力していくのですが、「ライブ変換」をONにすると、スペースキーを押さなくても、文字を入力していくだけで自動的に変換していってくれます。
一見、便利な機能なのですが、タイピングに慣れている人には使いづらいので、OFFにします。
Appストアを使えるように設定する
AppストアはMacの有料/無料アプリをダウンロードするためのマーケットプレイス(市場)のようなアプリ。
勝手に何でもダウンロードできるわけではなく、あらかじめ情報を得録しておくことで、1クリックでインストールできるようになります。
また、インストールしたアプリを自動でアップデートしてくれるので便利です。
アプリから「App Store」を開いて、上部にあるメニューバーから、App Store>環境設定… をクリックして設定を表示できます。
言語設定
英語になっている(日本以外の国旗になっていて、文字が日本語でない)場合は、画面右下の国旗アイコンをクリック。
国一覧(言語一覧)がでてくるので、「アジア太平洋」のカテゴリから、日本の国旗(Japan)を選択。
サインイン
次に、自分の
- アップルID
- パスワード
- でログインをします。
既にMacを使っていたり、iPhoneを使っている場合には既に「アップルID」を持っていると思います。(メールアドレス)
MacやiPhoneを使うのが初めてで、アップルIDを持っていない場合は、「アカウントを新規作成」からアカウントを作成してください。
購入済み
Appアプリ上部の「購入済み」をクリックすると、既に購入済み(インストール済み)のアプリ一覧が表示されます。
既にMacを使っていて使っているアプリがある場合には、インストール済みのアプリを確認することができます。
また、右側の「インストール」ボタンをクリックするとMacにインストールできます。
今まで使っていたアプリを、わざわざ検索し直さなくても良いので便利です。
Macで購入済みのアプリがある場合は、新しいMacを買ったからといって購入し直す必要はありません。
選択してインストール
既に使用していないアプリも表示されますので、使いたい(インストールしたい)アプリだけを選択して、Macにインストールしていきます。
デスクトップを見やすくカスタマイズ
デスクトップにはたくさんのフォルダや書類が溜まっていきますので、あらかじめ分かりやすく整理できるように設定をします。
デスクトップを「右クリック」して「表示オプションを表示」を選択。
- ラベルの位置を「右側」に
- 表示順序を「変更日」に
- グリッド間隔とアイコンサイズを調整

と設定しておくと、デスクトップにたくさんのファイルやフォルダを置いてもファイル名が見やすく、目的のファイルを探しやすくなります。
また、自動的に右上から最新ファイルの順番で並んでくれるので作業効率も上がります。
Finderを使いやすくカスタマイズ
Finderはファイルを探したり開いたりと、Macを使う上で最もよく使うアプリの一つ。
実際にMacを長く使っていると、ファイルやフォルダを探す事にかなりの時間を費やしていることに気づきます。
Finderをうまく使いこなせると、ファイルを探す手間やストレスを格段に減らすことができます。
まず、Finderを起動した状態で、メニューバー上部にあるメニューから機能を選択します。
表示>カラム
表示方式が4つありますが、オススメは「カラム」。
直訳すると列表示という表示形式です。
通常、フォルダの中を見るには、フォルダをダブルクリックして開く必要があります。
カラム表示では、キーボードの「矢印キー」だけで、フォルダの階層を移動できるのでものすごく便利です。
並び順序>変更日
ファイルがどんな順番で表示されるかの設定。
よく使うのは「あいうえお順」、「アルファベット順(abc)」です。
作業をするフォルダの中(デスクトップ、書類)などでは変更日(新しい順)にしておくのが便利です。
ただし、(アプリケーション)などは名前順に並んでいる方が便利なので、「フォルダ」によって使い分けます。
一度設定した並び順はフォルダごとに保存しておいてくれるので、次回開くときにもおなじ並び順になっています。
次に、環境設定(Finder > 環境設定)から、機能をカスタマイズしてきます。
一般
- デスクトップに表示する項目を全て削除
- 新規Finderウインドウで次を表示 – デスクトップ
デスクトップはシンプルに何も無くて問題ありませんので、これらの項目のチェックを外します。(表示しない)
次の設定でFinderを開いたときに「最初に」表示するフォルダをあらかじめ決めておくことができます。
「デスクトップ」にしていますが、「書類」や「ダウンロード」でもかまいません。
一番よく使うフォルダを選択しておきましょう。
サイドバー
- 表示項目を調整
Finderを開くと、左のサイドバーにあらかじめいくつかの項目が並んでいます。
よく使うフォルダをショートカットとして登録しておくことができるので、ここから選びます。
どちらかというと、必要ない項目のチェックを外して、表示しないようにしておくと使いやすくなります。
詳細
- 拡張子を表示 – チェック
- 拡張子変更の警告を表示 – OFF
- 30日後にゴミ箱から項目を削除 – チェック
- フォルダを上部に表示 – チェック
- 検索 – 現在のフォルダ – チェック
拡張子とは、ファイルを識別するための「.」(ドット)に続く文字列。
.jpg (ジェイペグ画像).xls(エクセルファイル).doc(ワードファイル) .key (キーノートファイル)などなど、あらゆるファイルの種類に対して拡張子が付いています。
Macはデフォルトではファイル種別を表すための「拡張子」を表示していませんが、この項目をチェックすることで表示することができます。
ファイルの種類がわかると、怪しい実行ファイルを一目で判別できるようになるだけでなく、セキュリティーの面からも安全性が高くなります。
拡張子の表示に合わせて、「拡張子の変更に警告」もOFFにしていますが、この設定はどちらでもかまいません。
「フォルダを上部に表示」とは、Finderでファイルを開いた際に、フォルダを優先的に上部にまとめてくれる設定。
ひとことで言えばWindowsと同じフォルダ/ファイル表示設定です。
デフォルトでは、Macはファイルもフォルダもごっちゃにして「名前順」「更新順」などで表示します。
フォルダ/ファイルを種類別でまとめてくれると、Finderがかなり見やすくなり目的のファイルが探しやすくなります。
「30日後にゴミ箱を空にする」をチェックしておくと、30日でゴミ箱を自動的に削除して空にしてくれます。
知らない間にゴミ箱がパンパンになって、ストレージ容量を圧迫してしまうのを防げます。
「現在のフォルダ内を検索」とは、Finderでファイル検索をする際の検索実行方式。
検索時に選択することはできるのですが、ファイルを検索する場合はフォルダ内を検索することが多いので、「現在のフォルダ」が良いと思います。
便利なオススメ外部アプリを使う
次に、外部アプリをダウンロードしてインストールしていきます。
外部アプリとは、MacのAPPストアでインストールすることができないアプリです。
MacにはAppストアで購入できない超優秀なアプリがあります。
Macのアプリは大きく分けて2種類に分類されます。
- Appストアでインストールするアプリ
- 開発元のホームページからインストールするアプリ
Appストアでインストールできるものは、安全性が完全に保証されているアプリ。
Appストアに登録する際に、Appleで厳しい審査があるので、安全性に関しては保証されています。
また、アップデートもほぼ自動でやってくれるのでカナリ便利です。
ではなぜ、Appストアではなく、開発元のホームページからわざわざインストールするのかというと、便利なアプリがたくさんあるからです。
それらのアプリがAppストアに登録されていないのは、決して安全性が低いからではありません。
Appストアのアプリは安全な反面、厳しいチェックがあったり、細かい規制がたくさんあるからです。
たとえば、有料のアプリをAppストアで販売する場合、アプリ開発者は購入代金に対して30%程度の販売手数料をAppleに支払わなければなりません。
100円のアプリが売れても、30円はAppleに取られてしまうので、70円しか入りません。
煩雑な手続きや高額な手数料を避けたいと考える開発会社は、Appストアに登録せずにアプリを直接販売しているというわけです。
僕自身はこれらのアプリをインストールしていますが、ここに記載されているアプリはMacをよく使っている人達にはかなり有名で、ちゃんとした会社が開発をしているものになります。
全てをインストールする必要は無いと思いますが、入れておくと便利なので少しずつ試してみることをオススメします。
chrome
「chrome」(クローム)google(グーグル)が開発するブラウザアプリ。
拡張機能が多く、かゆいところに手が届く機能をたくさん持っています。
Mac標準のSafari(サファリ)の代わりに使っています。
英かな
「英かな」はキーマップ変更アプリ。
キーマップというのは、カンタンにいうとキーボードの機能を変更するためのアプリ。
僕自身は、英字キーボードを使っているので、「かなキー」「英数キー」が付いていません。
「英かな」は、「かなキー」「英字キー」を別のキーに割り当ててMacを使うために必須のアプリです。
英字キーボードを使わない限りは、不要のアプリです。
EVERNOTE
「EVERNOTE」(エバーノート)は多機能メモアプリ。
iPhoneやWindowsにもインストール可能なクラウド型メモアプリ。
保存したテキストはクラウド上に保存されますので、iPhoneでメモったノートをMacで見たり、Macでまとめた資料をiPhoneから見たりすることができます。
Alfred
「Alfred」(アルフレッド)はランチャアプリ。
必要なアプリやフォルダ、ファイルにキーボードから一瞬で開けるアプリ。
Macにも同様の機能、「Spotlight」が付いているので必要ない感じがしてしまうのですが、
- フォルダだけを表示
- 特定のファイルだけを表示
- 特定のフォルダを除外
- WorkFlowというスクリプトを実行する機能
といった細かい要望を叶えてくれるので、Alfredには敵いません。
DropBox
DropBox(ドロップボックス)はクラウド型ストレージサービス(のアプリ)。
指定したフォルダをクラウドに保存できるので、
- ファイルの簡易バックアップ
- ファイルをリビジョン単位でバックアップ(MacのTimeMachineのようなもの)
- 他のMacやiPhoneとも自動同期
といった事ができます。
誤って消してしまったファイルやフォルダを、「DropBox」に何度助けられたかわかりません。
1Password
1Password(ワン・パスワード)は、パスワード管理アプリ。
銀行やクレジットカードサイト、ショッピングサイトなどなど、日々増え続けるパスワードを一つのアプリで全て管理してくれます。
また、管理してくれるだけでは無く、
- 自動入力
- iPhoneとパスワードデータを同期
- Alfredから直接サイトを呼び出してログイン
- データはMac内に保存(クラウドには保存しない)
といった便利な機能が盛りだくさん。
ATOK
「ATOK」(エイトック)は日本語入力アプリ。
windowsの頃からもうずっと使っています。
パソコン仕事が多いのと、パソコンで文章を書くことが多いのでATOKを使っています。
日本語入力能力に関しては、
- 「ことえり」ではカナリ不便
- 「goole日本語」はまぁ、使える
- Atokが一番ストレスが少ない
と感じるので、Atokを使っています。
skype
skype(スカイプ)はオンライン通話アプリ。
インターネット回線を通じて、
- 音声通話
- ビデオ通話
をするためのアプリ。
お金を払わずに国際電話をしたり、どこにいてもミーティングができる便利なアプリです。
OnyX
「OnyX」(オニキス)はMac用のメンテナンスアプリ。
カンタンにいえば、Macのごみ掃除をおこなってくれるアプリ。
Macも家と同じで、使えば使うほどゴミが溜まっていきます。
定期的に部屋の掃除をするように、Macの掃除には「OnyX」を使います。
Text Expander
「Text Expander」(テキストエキスパンダー)はスニペットアプリ。
スニペットアプリとは、よく使う文字列をあらかじめ登録しておいて、その文字列をキーボード入力でカンタンに呼び出すためのアプリ。
たとえば、「お世話になります、○○です。」という文字列を登録しておいて、「osewa」で呼び出せるように設定したとします。
すると、キーボードから「osewa」と入力した時点で、
「お世話になります、○○です。」
という文字列が自動的に入力されます。
文字入力のスピードアップ、効率向上には欠かせません。
Sublime Text
「Sublime Text」(サブライムテキスト)は高機能テキストエディタ。
難しく、取っつきにくいのであまりオススメはしません。
どうしても必要な場合にのみ、使えば良いと思います。
僕自身は、
- 大量のテキストデータを置換
- 正規表現での検索、置換
- 複数のファイル(フォルダ単位)で検索、置換
- テキストデータを矩形で編集
などに使っています。
使いこなせると、仕事や作業によっては効率が500倍くらいになるような機能がたくさんあります。
Marsedit
「Marsedit」(マーズエディット)は、ブロガーさん御用達の、オフラインWordpress(ワードプレス)エディタ。
ブログへの投稿作業を効率化してくれるアプリです。
- リアルタイムプレビュー
- オリジナルタグの作成+ショートカット割り当て
- 投稿にカンタンに画像挿入+まとめてアップ
といった機能が便利です。
「Marsedit」自体はアプリなので、Wordpressサイトを開く必要がありません。
MarsEditからコンテンツを直接作成/編集して、自分のサイトにアップロードできるのはカナリ便利です。
MAMP
「MAMP」(マンプ)は、ローカルにウェブサーバを設定するアプリ。
普通はあまり使いません。
Webサイトを作ったりする人がMacの中にサーバを作ることで、テスト環境をつくるためのアプリです。
通常、Webサイトを作るためには「レンタルサーバ」などのサーバにWebを通じて接続する必要があります。
ネットを介してデータのやり取りをするので、どうしても待ち時間が多くなったり、時間がかかってしまったりします。
「MAMP」を使ってローカルに「仮想の」サーバ環境を作ってしまうことで、サクサクと作業が進められます。
ScreenFlow
「ScreenFlow」(スクリーンフロー)はスクリーンキャストアプリ。
スクリーンキャストとは、macの画面を録画することです。
- 言葉や文章では伝わりにくい「操作」を録画
- Keynoteのプレゼンテーションを録画
などに使います。
「ScreenFlow」はオンライン講座を録画したり、操作を教えるためのサポートなどに便利なアプリ。
録画後、編集を素早くできるのがイチバンの特徴です。
まとめ
文字にするとかなりの量に見えてしまうかもしれませんが、慣れてしまえば実際にかかる時間は15分程度です。
せっかく購入したMacなので、できる限り使いやすい設定でセットアップしてあげてください。
ここで解説した設定は、僕自身の主観もカナリ入っていますが、設定部分に関しては(アプリを除く)誰にとってもMacが使いやすくなる設定になっています。
ですので、ぜひ設定して、慣れてもらう事をオススメします。
Macの初期設定をする機会はあまりないように感じると思いますが、
- Macを買い替えたとき
- MacOSがアップデートして、OSをクリーンインストールしたとき
- 調子が悪く、初期化(再インストール)を行ったとき
- 知人がMacを購入して、設定をしてあげるとき
などなど、これらの機会を合わせると、僕自身は年に1–2回はセットアップを行っていると思います。
Macを普通に使っている分には、細かい設定はあまり考えなくても良いかもしれません。
ここで解説したMacの設定は、僕自身が10年以上Macを使ってきて行き着いている使い方です。
Macがはじめての方でも効率よくMacを使い始められる手助けになると思います。
あなたの悩みや気になる事を教えてください!