Macの容量が無くなるとまずチェックするのがストレージ(ハードディスク)の状態。
こんな感じで「その他」がSSDやHDDを占拠していて戸惑っているのではないでしょうか?
Appやムービー、写真といった単語なら何となく何が入っているのか想像ができるのですが、「その他」って、、、。ザックリしすぎですよね。笑
何が入っているのか分からないので、そもそも消し方も分からないですし、仮にファイルをが分かったとしても削除したらmacが動かなくなってしまったら、と思うとなかなか削除することもできません。
私達のMacBook(Air,Pro)の容量を圧迫している「その他」の正体を明かします。
そもそも、「その他」の中身って何?
「その他」と書かれているだけでは、中にどんなファイルが含まれているか全く分かりません。
結論だけカンタンに言ってしまえば、Macでの「その他」とはそもそもOSX(MacのOS)で関連づけられていないファイル形式の事を指します。
ですので、Macに保存されるかなり広範囲のファイルが該当することになります。例えば、
- OSX既定ではないファイル形式、(.pdf, .doc, .psdなど)
- 圧縮ファイルやディスクイメージ(.zip, .dmg, .isoなど)
- その他OSX既定ではないファイル形式
- システムフォルダ内の(一時ファイル、スワップなど)
- キャッシュファイル(ユーザー、システム)
- フォント、アプリケーション拡張、プラグインなど
- 仮想マシン(BootCampパーティションなど)
といったものが挙げられます。
見ての通り、「その他」で片付けて削除してしまうことができないファイルが含まれているのがなんとなく分かってもらえると思います。
「その他」を削除する際の注意点
ストレージの「その他」は、Macがデフォルトで扱っていないファイルだということは分かりました。
では、次にそれらのファイルの削除の仕方です。
一般的に、容量に問題がない間は何も削除する必要はありません。
動作が重くなったり、ディスクスペースの容量が足りなくなった場合にのみ、不必要なファイルを削除してスペースを空けていきます。
というのも、あなた自信やあなたの周りの人に1度や2度、必ず経験があると思うのですが、パソコンにとって必要なファイルを削除してしまうことで、パソコンが動かなくなってしまうことがあるからです。
すると、コレがまた面倒なことになってしまいます。
Macでいえば、起動しなかったり、OSXが正常に動かないという状態になってしまいます。
運良く起動して必要なファイルなどをバックアップできれば良いのですが、大事なファイルや写真や動画などが取り出せなくなってしまうことがほとんど。
すると、あなたがMacやパソコンに詳しくない限りは、ハードディスクの復旧やデータ復旧の専門家に依頼することになるので、最低でも数万円の出費は避けられません。
ですので、ファイルを削除する際の注意点としては、
- ネットの情報を信用しない
- 知っているファイルから削除する
- 削除しても安全な場所(フォルダ)から削除する
- 知らない場所のファイルは触らない←※コレ重要
となります。
ネットの情報を信用しない
ネットの情報のほとんどは素人が書いています。
データ復旧屋さんや、専門家が書いているのかどうか?
運営者は信頼できるバックグランドかどうか?
をちゃんと確認して、実行しましょう。
あなたのデータが消えても責任は取ってくれませんからね。
知っているファイルから削除する
ネットからダウンロードしてきたデータや、重たい動画ファイルなど、記憶にあるファイルを優先的に削除していきましょう。
知らないファイルを削除するとアプリが動かなくなったり、思わぬトラブルを引き起こすことが良くあります。
削除しても安全な場所(フォルダ)から削除する
Macには触ってもOKなフォルダと、触ってはダメなフォルダがあります。
触ってもOKなフォルダとは、Macのシステムにダメージを与えないフォルダのこと。 つまり、言い換えればあなたのデータ「だけ」が保存されている場所です。
ですので、削除しても最悪、あなたが少し困るだけでMacが壊れたり起動しなくなったりすることはありません。
知らない場所のファイルは触らない
たとえ大きなファイルを見つけたとしても、安全領域にないファイルはいきなり削除してはいけません。
削除してもよいファイルだと100%判断できない限り、削除しないのが鉄則です。
「その他」を安全に削除する方法
「その他」に含まれるのは主にOSXがデフォルトで扱わないファイル形式。
ですので、それらを削除していけば「その他」が圧迫している領域を減らせます。
これらのファイルは、いくつかの場所に点在しています。
ですので、Macの使い方によっては全て削除することはできない事もあります。
何かのアプリが利用していたり、そもそも必要なデータファイルだったりするからです。
なので、
- 触ってOKな安全領域にある
- 不必要なファイル
を順番に削除していくことで、「その他」を減らします。
触ってOKな安全領域とは?
システム一時ファイル系
- /Downloads/(ダウンロードファイル)
- /Library/Caches/(ブラウザなどの閲覧キャッシュ)
ファイル系
- /Desktop/
- /Documents/(書類のデフォルト保存場所)
- /Movies/
- /Pictures/
バックアップ系
- /.Trash/(ゴミ箱)
の3グループ、7つです。
グループはあまり考える必要はありません。
「システム一時ファイル系」とは、過去、一時的に何か利用したけど、今は使用していない可能性が高いファイルという事です。
「ファイル系」はあなたがMacを使って作成して保存したデータ。
つまり、何か利用する意図があって保存しているファイルの「はず」です。
「バックアップ系」と書きましたが、これはゴミ箱。
既に知っているかもしれませんが、Macではファイルを削除してもすぐにSSD、HDD上から消えるわけではありません。
ゴミ箱に移動するだけなので、最終的に「ゴミ箱を空にする」という操作を経てストレージ上から完全に削除されます。
Downloadsの消し方
まず、finderを開き、Downloadsのフォルダを開きます。
ファイルサイズ順の大きい順に並べ替えたいので、 メニューから、 [表示] – [リスト]を選択して
「サイズ」カラムをクリックすると、サイズの大きい順に並べ替えられます。
上から順番にファイルを確認していきます。
現在、使ってないファイルだったり、日付を見て不必要なファイルだと判断できた場合は、全て削除してしまいましょう。
僕の場合は大きなファイルを受け取ったのと、 比較的大きなPDFがいくつかあるので、上から5個くらいを削除しています。
/Library/Caches/の削除方法
次にブラウザキャッシュを見てみます。
ブラウザキャッシュとは簡単に言えば閲覧履歴。
Safariを使っている場合、ある程度のサイズのファイルがあるはずです。
僕の場合はgoogle Chromeを使っていて、Safariをほとんど使っていないので無視してOKです。
SafariもChromeもブラウザのメニューからキャッシュを削除することもできますので、削除しておきましょう。
ファイル系の削除方法
ここでのファイル系とは以下の4つの場所を指します。
- デスクトップ
- 書類
- ムービー
- 写真
注意点として、これらのファイルはあなた自身が作成したファイルであることです。
ですので、削除する前には必ず「バックアップ」を取っておくことをオススメします。
上記のファイル「だけ」をバックアップするのであれば、外付けのHDD(ハードディスク)を購入して、データを移動しておくだけです。
写真やムービーは一度削除してしまったら取り戻すことはできません。
あなたが作成した書類やファイルも、今は必要が無いかもしれませんがいつ必要になるか分かりません。
ですので、これらのファイルに関しては後で後悔しないためにもバックアップを取っておくことを強くオススメします。
これらのファイルに関しても削除手順は同様で、
- 該当フォルダを開く
- サイズ順に並べ替える
- 不必要なファイルを削除
になります。
POINT!
デフォルトでは、フォルダのサイズが表示されません。
ですので、フォルダに大きなファイルが入っていると探し出すことができません。
これを防ぐためには、 「表示」メニューから「表示オプションを表示」を選択して、
「全てのサイズを計算」をクリックしてチェックを入れます。
すると、フォルダの中のファイルを合計したサイズも見られるようになります。
ムービーフォルダからファイルを削除
最後に、ゴミ箱を空にする
最後に、ゴミ箱を空にして再起動すれば完了です。
僕の場合は、
- 音声系アプリによる音声編集コンテンツ
- 動画系アプリによる動画編集コンテンツ
- グラフィック系アプリによるファイル
が比較的多いため、まだ130GBほど「その他」が残っています。
理由としては、ファイルを削除できず、まだ取っておく必要があったり、未整理でファイルを動かせないからです。
作業を完了させて未整理のファイルをバックアップHDDに移せば、ほとんどのファイルは削除できると思います。
逆に言えば、上の手順で大きなファイルだけを確認しながら削除したり移動したりしただけなので、100%安全にストレージ領域を確保できているというメリットがあります。
とはいえもともと293GBあった「その他」は半分以下の130GBになりました。
160GBもの「その他」を片付けられたので十分な結果です。
普通にMacを使っている人なら、上のステップでほとんどの「その他」を削除する事ができるでしょう。
安全に「その他」を消す4つのステップ
「その他」が気になる状況というのは、
- Macが重くなっている
- HDD,SSDの容量が足りない
- ファイルを削除してストレージの空きスペースを作る必要がある
といった理由からだと思います。
Macのシステムにトラブルを起こさないように「その他」を削除して安全に空き容量を増やすためには、
- 消しても大丈夫な場所(フォルダ)を確認
- 保存が必要なファイルをバックアップに移動
- 不必要なファイルを確認して削除
- ファイルを完全に削除
という4ステップで、安全にストレージ容量を確保できます。
問題は「その他」の正体が分からない事です。
正体がわからないまま闇雲にファイルを削除してしまうので、 Macが立ち上がらなくなってしまったり、 本来取っておくべき必要があるファイルを削除してしまったりするわけです。
MacのOSXがどういった種類のファイルを「その他」に分類しているかさえ分かれば、カンタンに対応できますね。
正しいステップで、安全にストレージ容量を確保しましょう。
ありがとうございます。ほんの少し分かったような気がします。
いじって良いところとそうでないところがクリアーになり勉強になりました。
で、Finder を開けてみたところ、Cloud path,Cloud path 2, Cloud path 2, Cloud path 3と似たようなものが並んでいました。Cloud pathだけを残して他を削除しても問題ないのでしょうか。またBookLiveSetupというものもあるのですが、何でしょう?
教えていただけると嬉しく思います。
はい、128GBだと少し心許ない気がします。
そのサイズだと、ストレージはDropBoxなどを利用するなどして、工夫した使い方が必要になりますね。
128GBのMacを買ってしまったけどしょっちゅうけさないとすぐに容量一杯になってしまうのか?
また、画像編集系のソフトを入れた場合もまずいのか?
>毅さん、
こんにちは。
Safari(サファリ)の事だと思いますが、最近のMacは容量も大きいのであまり気にする必要はありません。
キャッシュは閲覧量に応じて増えてきます。
たくさんページを見ると増えますし、あまり見ない人は少ないです。
毅と申します。
macのブラウザのキャッシュ占める容量は多いですか
高橋さん、こんにちは。
推測にはなってしまうのですが、古いpagesにはあって、新しいpagesには無い(省かれた)機能を使用している可能性はありますでしょうか?
編集はできるということなので、
1.古いpagesの文書を開き、全てコピー
2.新しいpagesで「新規作成」からファイルを作成して、貼り付け
3.保存
を試してみていただけますでしょうか?
Pagesのファイルを開こうとすると、ウィンドウが真っ黒に表示されて困っています。事情があって古いMac(Late2008 alminium)をLeopard~Snow Leopard~Lion と来てギリギリ El Capitan に最近アップグレードした
ばかりなので(Sierra には対応せず)、全体に重いしレインボーカーソルが出まくりです。原稿を書く仕事でずっとPagesを使ってきたのですが、アップグレード直後は書きかけの文書も過去の文書も「テキスト領域がサポートされていないのでテキストボックスに変換されました」のようなメッセージが出て、ファイルが真っ黒になって焦りました。でもクイックルックでは中味が読めるので、消えてしまったわけではなく、数日後には一瞬だけ真っ黒なウィンドウが出てからゆっくりと元の文書が現れる状態が続いていました。編集はできるのでそのまま使っていたら、今日また真っ黒になって文書が表示されなくなりました。同時にwordを開いていたり、AcrobatReader でPDFを開き、またテキストエディットでメモを取ったりして、多くのアプリが並行しているのが負担なのでしょうか? ネットには情報がありません。Appleのテクニカルサポートは期限切れとのことで、こちらにご質問をしてみました。教えていただけませんか?