iPhone動画をテレビに映し出すにはAppleTVがカンタン!
ということで、ここ数ヶ月はずっとAppleTVで海外ドラマ漬けの日々です。 笑
ただ、いざAppleTVを購入するとなると、それなりの出費が必要になります。
できるだけ安く抑えるために最新版のAppleTVではなく、
* 型落ちのAppleTV
* 中古のAppleTV
* 整備済(整備済みApple製品)
といった選択肢も頭にあると思います。
とはいえ、新しいAppleTVも古いAppleTVも、何が変わっているのかがよく分からないと思うんです。
- 中古のAppleTVを買ったら、やりたいと思っていたことができなかった、、、。
- 最新のAppleTVを買ったら、要らない機能ばかりだった、、、。
とならないためにも、新旧AppleTVの「違い」を知っておく必要があります。
「iPhone動画をテレビで映す!」といっても、細かい用途は人それぞれです。
ですので、用途別に機能をまとめて、比較をしてみました。
結局は、「こだわりたい派」と「見られればいい派」
結論から言ってしまえば、
新型のAppleTVでも旧型のAppleTVでもiPhoneの動画をテレビで見ることができます。
型が新しくなるにつれて、魅力的で便利な機能が付け足されていますが、新旧どの世代のappleTVでもiPhoneの動画をテレビで見ることはできます。
では古いAppleTVと新しいAppleTVの何が違うのかというと、「どこにこだわるか」になります。
こだわりが強いと新しい機能や高いスペックが必要になるため、新しい世代のAppleTVが必要になります。
具体的にこだわる部分というのは、「映像」や「音」。
動画に求める
* 質
* ライフタイル
によって、必要なAppleTVが変わるということです。
映像や音にあまりこだわりはなく、とにかくカンタンにiPhone動画をテレビに映し出せればいいということであれば、中古のAppleTVを安く手に入れるのがオススメです。
それでは順番に見ていきましょう。
とにかく安くAppleTVを手に入れたい
もしあなたが「見られればいい派」であれば、
* Appleの整備済み製品を購入
* ヤフオクなどで中古を購入
という選択肢をオススメします。
なぜなら、中古品は新品に比べて価格が安いから。
また、中古品が苦手な場合は、Appleの整備済み製品であれば新品同様のAppleTVを新品よりも安く手に入れる事ができます。
たとえば、一世代前のAppleTVであれば、最新のAppleTVよりも4-5,000円程度安く手に入れられます。(ヤフオク調べ)
Apple公式の整備済み製品でも、4,000円程度安く手に入れられます。(→ Apple TV整備済み製品)
2世代前のAppleTVであれば、10,000円以上安く手に入れる事ができます。(ヤフオク調べ)
最新版(第5世代) | 1世代前(第4世代) | 2世代前(第3世代) | |
---|---|---|---|
新品 | 19,800 | — | — |
中古品 | — | 14,000 | 9,000 |
整備済み製品 | — | 16,000 | — |
コスト重視でiPhone動画をテレビで見たい場合には、中古や型落ちモデルを購入する事をオススメします。
画質(4K)にこだわりたい
画質にこだわりたい場合はどうでしょうか。
上に挙げた第3世代、第4世代のAppleTVでは、「1080p」という解像度で動画を見ることができます。
「1080p」というと分かりにくいのですが、普段私たちが観ている「高画質」の動画のこと。
DVDが720p、ブルーレイが1080pと聞くと、少し分かりやすいのではないでしょうか。
すべてのAppleTVがブルーレイクラスの画質で動画を観る事ができるので、十分な画質と言えます。
普通にYoutubeなどの動画共有サービスを観る場合にはほぼ問題はありません。
また、NetflixやHulu、AmazonPrimeVideoといった動画配信サービスでも1080p(ブルーレイクラス)の高画質な映像を楽しめます。
ですので、ほとんどの場合は旧型のAppleTVでなにも問題はありません。
4K対応?
では、最新(第5世代)のAppleTVではどうなっているのかというと、
2160pの4K動画に対応しています。
2160pの4K動画というのは、ものすごくキレイな映像のこと。
家電量販店のテレビ売り場に行くと流れている映像が4K動画です。
結論だけいってしまえば、今あなたが使っているテレビが4Kに対応しているなら第5世代の最新AppleTVをおすすめします。
もし、あなたのテレビが1080pの「フルHD」と呼ばれるテレビなら、最新モデルである第5世代のAppleTVは必要ありません。
理由は、AppleTVが4Kの映像を映し出せるとしても、テレビが4Kの映像を映し出せなければ意味がないからです。
つまり、4Kの映像を見るためには、
* AppleTV
* テレビ
の両方が4Kに対応している必要があるということです。
さらに、コンテンツである動画自体も4Kである必要があるので、現段階ではあまり選択肢がありません。
4K視聴に必要なモノ | 普及状況 | |
---|---|---|
AppleTV | 第5世代 | 2017発売 |
テレビ | 4K対応テレビ | 55.6%(JEITA) |
コンテンツ | 4K映像 | NetflixなどのVOD |
私たちが何気なく観ているyoutubeのほとんどは4K動画ではありません。
また、4Kのコンテンツを配信しているコンテンツプロバイダもまだ少なく、4K配信をスタートした「Netflix」や「AmazonPrimeVideo」でも、4Kコンテンツが少ないという状況です。
なので、まとめると、
* 4Kのテレビを持っていて
* 4Kのコンテンツ(Netflixやその他4Kの動画)
という環境を持っている人に限っては、4K対応の第5世代AppleTVを購入をオススメします。
AppleTVの音声にこだわりたい
では、音にこだわりたい場合はどうでしょうか?
正確には、動画の音声を「どのように聞きたいか?」によって選択するAppleTVのモデルが変わります。
というのも、モデルによってできる事とできない事があるからです。
具体的には、AppleTVを使って動画の音声を聴くには、
* テレビのスピーカーから聞く
* ヘッドホン/イヤホン(有線)で聴きたい
* ヘッドホン/イヤホン/スピーカー(bluetooth)で聴きたい
* アンプやホームシアターシステムで聴きたい
といった選択肢があります。
テレビのスピーカーから聴きたい(ナシ)
まず、これが一番シンプル。
iPhoneで再生した動画の音声が、HDMIケーブルを通して「テレビのスピーカーから」再生されます。
普通にテレビを観るのと同じです。
第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | |
---|---|---|---|
利用可 | ○ | ○ | ○ |
ヘッドホンで聴きたい(有線)
次にシンプルなのはこちら。
iPhoneで再生した動画の音声が、HDMIケーブルを通してテレビに行き、テレビのイヤホンジャックに直接差し込むことで「有線のヘッドホンやイヤホン」で聴くことができます。
家族が寝静まった後や、大音量で聴きたい場合にはこちらです。
第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | |
---|---|---|---|
利用可 | ○ | ○ | ○ |
スピーカー/イヤホン/ヘッドホンから聴きたい(Bluetooth)
Bluetoothのスピーカー/イヤホン/ヘッドホンで動画の音声を聴きたい場合には、第4世代以降のモデルである必要があります。
第3世代のAppleTVにもBluetoothの機能は付いていますが、スピーカーやヘッドホンをペアリング(接続)することができません。
なので、第3世代のAppleTVでは、bluetoothを使って音声を出力することがでません。
Bluetoothのスピーカーなどから音声を聴きたい場合には、第4世代以降のモデルを選ぶ必要があります。
また、新しいタイプの最近のホームシアターでは、無線で接続ができるBluetoothを採用しています。
第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | |
---|---|---|---|
利用可 | × | ○ | ○ |
アンプやホームシアターシステムで聴きたい(S-PDIF)
S-PDIFは、光デジタル音声端子とも言われます。
AVコンポやホームシアターなどで使うことができる規格です。
一般的には知らない人のが多いと思いますが、ハイクオリティーな音声を転送するための規格です。
もし、あなたがホームシアターを持っていたり、S-PDIFを使って音声を出力する場合には、第3世代のAppleTVを手に入れる必要があります。
というのも、AppleTVは第4世代のモデルからS-PDIFの端子を採用しなくなってしまったからです。
ですので、AppleTVから直接S-PDIFで音を出力したい場合には、第3世代のAppleTVを使う必要があります。
第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | |
---|---|---|---|
利用可 | ○ | × | × |
AppleTVの世代別機能比較
シンプルにまとめると、こんな感じになります。
第3世代 | 第4世代 | 第5世代 | |
---|---|---|---|
解像度 | 1080p フルHD | 1080p フルHD | 2160p 4K |
Bluetoothヘッドホン | × | ○ | ○ |
Bluetoothイヤホン | × | ○ | ○ |
Bluetoothスピーカー | × | ○ | ○ |
S-PDIF | ○ | × | × |
どうしても4Kの動画が観たくて、さらにちゃんと4Kを表示できるテレビを持っている場合には、
最新(第5世代)のAppleTV。
画質は1080p(フルHD)で問題ないが、音声にはこだわりたい。
bluetoothのスピーカーでホームシアター化したい、という場合には、
第4世代のAppleTV。
特に何もこだわらないが、できる限り安くiPhoneの動画をテレビで観たい、という場合。
もしくは、古いホームシアターでbluetoothには対応していないからS-PDIF経由で接続したい。
という場合には、
第3世代のAppleTV。
ということになります。
細かい部分の仕様では、各世代のAppleTVにそれぞれ違いはあります。
なのですが、iPhoneの動画をテレビに映したいという用途であれば細かい機能や仕様の違いはあまり関係ないので大丈夫です。
僕自身はもともと第3世代のAppleTVを使っていたのですが、
- BoseのSoundlink mini2をBluetooth接続をして音声を出したい
- BeatsのワイヤレスイヤホンをBluetooth接続をして音声を聴きたい
- 近々、Netflixで4K動画を観ていきたい
という用途があったので、第5世代のAppleTVを購入しました。
無駄な機能があっても使わなかったり、良く理解できないまま放置してしまうことになると思います。
ですので、あなたの用途にピッタリ合ったAppleTVで、iPhone動画をテレビで楽しんでもらえればと思います。
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