MacのOS X Mojave（モハべ）ををカンタンにクリーンインストール（初期化）する方法！

macのOS X Mojave（モハべ）を簡単にクリーンインストールする手順を説明します。

• クリーンインストール
• 再インストール
• 初期化

など、さまざまな言い方がありますが、どれも同じ。

 

一言でいってしまえば、macを「買ったときの状態に戻す」方法になります。

大きく分けると、OSを新しくするには、

1. クリーンインストール
2. アップデート

と、2つの方法があるのですが、ここで説明するのは「クリーンインストール」の方。

 

違いは、今使っている状態のmacに新しいOSであるMojave（モハべ）を「上書き」するか、何もデータが入っていない購入したときと同じまっさらなmacにして新しくMojave（モハべ）を使うかの違い。

クリーンインストールを行うと、

• もっさりしていたmacがキビキビと動くようになる
• よく分からないトラブルが解決する
• 新しいOSで改善された新機能を使えるようになる

といったメリットがあります。

 

はいえ、やみくもにクリーンインストールを行うと、データが消えてしまったり動かなくなってしまったりすることもあります。

必ずバックアップをとってから作業を行いましょう。

 

手っ取り早くmacをクリーンインストールしたいとは思うのですが、

• トラブルを避けるための準備
• 正しい手順で効率よくクリーンインストール

という順番で行うことをオススメします。

Mojave（モハべ）にアップデートするメリットはなに？

今回のOSアップデートでは、

• ダークモード
• デスクトップスタック
• Finderに「ギャラリー」が追加
• クイックルックの強化
• スクリーンショット機能の強化

といった機能強化が行われています。

 

HighSierra（ハイシエラ）のApple File System(APFS)ファイルシステム変更ほどの大きなアップデートはありません。

普段使いの安定性が向上したり、細かい使い勝手などをチューニングといったマイナーアップデートになると思います。

Mojave（モハべ）はクリーンインストールすべき？

クリーンインストールが必要で無い限りは、現状のOSをアップデートするだけでもMojave（モハべ）を使う事ができます。

また、アプリの再インストールやOSXの再設定なども必要ないのでアップデートにかかる時間も少なくて済みます。

 

アプリやファイルの読み書きが遅くなっていて、一度macをキレイに断捨離したいと思っている場合にのみ、クリーンインストールをオススメします。

Mojave（モハべ）にアップデートする際の注意点

OSXをアップデートすると、

• 今まで使っていたアプリが使えなくなる
• 想定していないトラブルが起こる
• そもそも動かなくなる

といったトラブルが起こることがあります。

 

macにインストールしているアプリの開発元が、新しいOSに対応したアプリにアップデートしていなかったり、新しいOSによって「バグ」が生じることが原因です。

アプリの中でもAppleが開発をしているPages,Numbers,Keynoteなどは、OSのアップデートに合わせてちゃんとアップデートされるのでほとんど問題が起こることはありません。

また、DropBox、Evernote、Adobe製品といったメジャーなアプリも対応が早いので比較的安心です。

 

小さな企業や個人が作っているようなアプリをインストールしている場合は、新しいOSへの対応が遅い傾向があるので、注意が必要です。

よく利用するアプリがMojave（モハべ）に対応しているか、または対応予定がどうなっているかを事前にウェブサイトで確認しておくと安心です。

Mojave（モハべ）インストールする前の準備

個人的にはいつも特に調べるコトもなく、「とりあえずアップデート」をしてしまいます。

というのも、Timemachine（タイムマシン）で自動的にバックアップを取ってあるのでいつでもアップデート前に戻すことができるからです。

 

もし、アプリがちゃんと動かなかったり、たとえmacが起動しなくなってしまったとしても、バックアップさえあればいつでもアップデートする前に戻すことができるので安心です。

特に、クリーンインストールを行う前には、「必ず」TimeMachine（タイムマシン）でのバックアップを取っておくことをオススメします。

対応機種の確認をする

macのOSアップデートは古い機種に対応していません。 「足切り方式」で、毎年古い機種がアップデートできなくなります。

Mojave（モハべ）の対応macは以下となります。

• macBook (Early 2015以降)
• macBook Air (Mid 2012以降)
• macBook Pro (Mid 2012以降)
• mac mini (Late 2012以降)
• imac (Late 2012以降)
• imac Pro (2017)
• mac Pro (Late 2013 – Mid 2010, Mid 2012)

上記リストよりも古いmacではMojave（モハべ）を利用することはできません。

 

新しいOSにアップデートすると動作が重くなるのはよくあります。

利便性や機能が上がることでマシンパワーが必要になるのが大きな要因なのですが、ああまりにも動作が重い場合には買い換えを検討するのもアリだと思います。

時間を確認する

クリーンインストールには時間がかかります。

通常のアップデートであれば、Mojave（モハべ）にアップデートするためにかかる時間は3–40分程度。

外出していたり食事をしている間に終わってしまいます。

 

なのですが、クリーンインストールはかなりの時間がかかります。 早くても3–4時間、じっくりやるなら5–6時間は必要です。

ですので、十分な時間が確保できるときにクリーンインストール作業を行ってください。

 

急ぎの用事があったり、macで何かやらなくてはならない事があるタイミングは避けることをオススメします。

Mojave（モハべ）をクリーンインストールする具体的な手順

Mojave（モハべ）をクリーンインストールするには、大きく分けて以下の5ステップで行うと手順もカンタンで確実。

1. TimeMachineでバックアップ（0-?？分）
2. 現在のOSをMojaveにアップデート（30–40分）
3. リカバリモードで起動し、ストレージを初期化（10分）
4. クリーンインストール（30–40分）
5. 環境設定とアプリをインストール（3–5時間）

この手順であれば、今のOSをMojave（モハべ）にアップデートした段階で止めることも可能です。

 

クリーンインストールを行う課程で、急用ができたりして残りのステップを進められなくなっても、「ステップ2」の段階で、

• Mojave（モハべ）をアップデートした段階でmacを使う
• トラブルが起きたのでTimeMachineからバックアップを復元する

といった選択が可能です。

 

時間がかかるのは、Mojave（モハべ）をクリーンインストールした「後」で、アプリをインストールしたり環境設定を行うことです。

毎日macでアプリを使ってゴリゴリに仕事をしている状況でクリーンインストールを行う場合には、設定ファイルをあらかじめ書き出したり、設定をメモやスクリーンショットしておくとトラブルを避けられます。

細かいシステム要件などは、公式サイトの「macOS – アップグレード方法」を参考にしてください。

Mojave（モハべ）へのアップデートステップ

まず、AppStoreからmac OS Mojave をダウンロードします。

インストールはステップバイステップで進められるので、指示通りに進めます。

使用許諾書契約に同意して、先に進みます。

アップデートインストール自体は、あっさり完了します。

今の環境のままでmacOS Mojaveを使用する場合には、アップデートはこれで終了です。

この時点で、リストア用のディスクがMojaveに置き換わっているので、クリーンインストールの準備も完了しています。

 

Mojave（モハべ）へのクリーンインストールステップ

クリーンインストールは大きく分けてつのステップ。

1. 既存のデータを削除する
2. OSを新規インストールする

上記のステップは、通常のOSからではなく、ディスクを直接コントロールすることができる「macOSユーティリティー」から行います。

 

まずは、macを再起動します。

画面が暗くなったらすぐに、キーボードの[cmd]+[R]キーを押したままにします。

すると、いつものログイン画面では無く、「macOSユーティリティー」が起動します。

 

メニューの一番下、「ディスクユーティリティー」を選択します。

内蔵ディスク（Internal）のOSのシステムが入っているディスクを選択します。

通常、何も変更していなければ「Macintosh HD」になっているはずです。

 

次に、上にあるメニューボタンの「消去」をクリック。

ディスクをフォーマット（初期化）します。

初期化するハードディスクの

「名前」と「フォーマット方式」を決めます。

名前はそのままで特に問題ありません。

 

フォーマット方式は、APFSを選択します。

暗号化が必要な場合にはAPFS（暗号化）を選択することもできます。

フォーマットが完了したら、左上の赤いボタンを押して、ディスクユーティリティーを終了します。

macOSユーティリティーのメニュー画面に戻ります。

「macOSを再インストール」を選択して、macOS Mojaveをフォーマットしたディスクにインストールします。

 

前の手順でMojaveへのアップデートを先に行っているので、再インストールするOSがMojaveに変わっています。

後は手順通りに進めれば、

MacOS Mojaveのクリーンインストールが完了します。