Yosemite(ヨセミテ)からSierra、High Sierraにアップデートするにはこちら。
MacのOS X Yosemite(ヨセミテ)を再インストールする方法です。
- 再インストール
- クリーンインストール
- 初期化
などなど、人によって言い方が違っていますが、同じように扱われています。
それぞれの目的や方法が若干異なるので、注意が必要です。
手軽に思える再インストールも、やり方を間違えると何時間もかかってしまったり、必要なデータを失ってしまうこともあります。
あなたがやりたいことをちゃんと理解した上で、以下のステップをすすめていただければと思います。
目次
- 再インストールの目的
- データを残したままOS Xを再インストール(解説)
- データを全て消してOS Xを再インストール(解説)
- データを残したままMacを再インストールする(実践)
- データを全て消してOS Xを再インストール(実践)
再インストールの目的
あなたは何かの原因で今、OS Xの再インストールを考えていると思います。
- Macが重くなってきた
- 固まってしまって、動かなくなった
- 新しいOS Xをゼロからインストールしたい
- 買ったばかりの時のようにサクサクにしたい
- ・・・
それぞれ、理由があると思いますが、大きく分けて2通りのやり方があります。
- データを残したままOS Xを再インストールする
- 工場出荷状態のように、真っ新なOS Xに戻したい
1.データを残したままOS Xを再インストール
データを残したままOS Xをインストールするメリットは、時間が早いことです。
最も早く問題を解決できる可能性があります。
定期的にMacのシステムがトラブルを起こしたり、重くなってしまっているMacの問題を解決するには手っ取り早く、楽チンな方法です。
システム自体を再インストールしてしまうので、何かしらの原因でトラブルを起こしていたシステムの一部を、キレイにインストールし直してくれるからです。
反面、アプリケーションやデータの一部が原因でトラブルを起こしている場合には、OS Xのシステムを再インストールしても症状があまり改善しないこともあります。
忙しくて時間があまり無いけど、不調でトラブルがちなMacを何とかしたい。
まだ使えるMacを買い換えるまではいかないけど、何とかならないの?
という人にオススメです。
2.データを全て消してOS Xを再インストール
データを消してOS Xをインストールするメリットは何と言ってもMacが軽くなること。
重いMacを軽くするには真っ新な状態に戻すのが一番。
新築の家でも20年使い続ければ汚れて傷んでくるように、Macを使い続ければシステム内にゴミが溜まり蓄積していきます
汚れたからといって家を建て直すことはなかなかできませんが、Macであれば買ったばかりの時のようにサクサクに戻すことができます。
良い事ずくめのように感じるMacの初期化/再インストールですがメリットばかりではありません。
OS X自体を消してインストールし直す事は比較的簡単にできるのですが、大事なのがその前後。
一旦ハードディスクを全て消してしまうので、
- 再インストール前に必要なデータのバックアップ
- 再インストール後にアプリとデータのリストア(復元)
が必要なので、時間がかかります。
あなたの状況や環境などによって変わりますが、私の場合だとバックアップに2-3時間、リストア(復元)に4-5時間程度はかかります。
ある程度時間はかかりますが、いつも使っているMacを買ったときのように快適にしたい、Macが重くてトラブルが多いのでイライラする、なんとかしたい!
という人にオススメです。
データを残したままMacを再インストールする
データを残したまま、再インストールをします。
Macの空き容量を確認
20GBくらいは必要なようです。
残り14GBくらいで再インストールを行おうと思ったら、「空き容量が足りない」と言われてしまいました。
動画など、大きなファイルを外付けのHDDに一旦移動するなどして、まずは空き容量を作ってください。
OS Xユーティリティを起動する
一旦Macをシャットダウンします。 その後、電源ボタンを押してすぐに、 ⌘+R を押し続けけます。
立ち上がるまでにいつもよりも長い時間がかかりますが、OS Xユーティリティを読み込んでいるので正常です。
OS Xを再インストールを選択
OS Xユーティリティーが起動するので、「OS Xを再インストール」を選択します。
Appleの認証があります。
Appleの認証サーバに接続するので、ネットに繋がっている必要があります。
WiFiに接続されている状態なら大丈夫ですが、もし切断されている状態であれば接続してください。
インストールディスクを選択
現在、OS X Yosemiteが入っているディスクを選択します。 デフォルトでは、 Macintosho HD になっているかと思います。
Apple IDを入力
Apple IDの入力を求められるので、入力してください。 ここでは英語でしたが、構わず入力してもらえば大丈夫です。
左側がアップルID、右側がパスワードです。
再インストール開始
WiFi経由でネットからYosemiteのインストールに必要なファイルをダウンロードし、インストールします。
WiFiの接続環境にもよると思いますが、数GBをダウンロードしますので、数時間以上はかかると思います。
一旦席を外して休憩したり、寝る前にやっておくのも良いかも知れません。
※この時点でThunderboltのethernetアダプタを使って有線接続にしてみましたが、有線の接続には切り替わりませんでした。
完了後、再起動するとデータはそのままでシステムが再インストールされます。
データを全て消してOS Xを再インストール
データを全て消去し、買ったときの状態に戻します。
ファイルをバックアップ
バックアップは、外付けのHDD(ハードディスク)がベスト。
USB接続ならデータの転送も早く、容量もたくさんあるからです。
再インストール後にデータを戻したら、外付けのTime Machine用バックアップとしても使えますからね。
OS Xユーティリティを起動する
一旦Macをシャットダウンします。 その後、電源ボタンを押してすぐに、 ⌘+R を押し続けけます。
立ち上がるまでにいつもよりも長い時間がかかりますが、OS Xユーティリティを読み込んでいるので正常です。
ハードディスクをフォーマット(初期化)する
ディスクユーティリティーからハードディスクをフォーマットします。
フォーマットするディスクを選択し、右側の「消去」タブを選択。
フォーマット: のドロップダウンボックスから、「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択。
名前:
は任意の名前を入力します。
確認後、「消去…」をクリックするとフォーマットを開始します。
実行して、消去しましょう。
(※Macのバックアップを忘れないように!)
OS Xを再インストールを選択
左上の閉じるボタンを押すと、再度OSXユーティリティーの画面に戻りますので、今度は「OS Xを再インストールを選択します。
「続ける」をクリックして、OS Xのインストールを始めます。
Macの認証があります。
ソフトウェア使用許諾契約に同意して進む
Appleの認証サーバに接続するので、ネットに繋がっている必要があります。 WiFiに接続されている状態なら大丈夫ですが、もし切断されている状態であれば接続してください。
インストールディスクを選択
現在、OS X Yosemiteが入っているディスクを選択します。 デフォルトでは、 Macintosho HD になっているかと思います。
Apple IDを入力
Apple IDの入力を求められるので、入力してください。
英語ですが、問題ありません。
左側がアップルID、右側がパスワードです。
再インストール開始
ネットからYosemiteのインストールに必要なファイルをダウンロードし、インストールします。
数GBをダウンロードしますので、WiFiだと数時間以上はかかると思います。
今回はイーサネット(有線ケーブル)を接続したままインストールの手順をすすめたので、回線が速いです。
ダウンロードが終わると、
OS Xのインストールが始まります。
20分くらいで終了しました。
必要な情報を入れて進めると、、、
インストール完了です。
Yosemite、再インストール完了!
インストール後の手順は、
- 外付けHDDから、バックアップのリストア
- 外付けHDDをフォーマット(全て消去)
- 外付けHDDに、TimeMachine(タイムマシン)でバックアップの設定
の順番で、完璧です。
もしかして、なのですが、Mac OS X Leopard(10.5.x)や Mac OS X Snow Leopard(10.6.x)が元々プリインストールされていたMacを使っていますでしょうか?
古いOSがインストールされたモデルをアップデートして使っている状態から、最新のOSに「直接」アップデートしようとすると、うまくいかないことがあるようです。
その場合、
1. 一旦購入時のOSでインストール(リカバリDVDなど)
2.その後、最新のOSにアップデート
というステップで進める必要があります。
直接解決策になっていなくても申し訳ないのですが、Appleの公式サポートページを参考にしてみてください。
→ 再インストール時、AppStoreからダウンロード出来ない
お疲れ様です。
AppleIDとpwを入力したら、一時的にご利用なされませんと表示されるですが、どのように対処すればよろしいでしょうか。
いちよう、3日ほど空けたのですが無理でした。
御返信お待ちしております。