Time Machineを使ってMacのデータをバックアップする
Time Machine(タイムマシン)はMacを購入するとあらかじめOS Xに入っています。 つまり、誰にでも使えるカンタンなバックアップ。
Time Machine(タイムマシン)は簡単なだけでなく、パワフル。
今はあまり必要が無いと感じているかも知れませんが、何かあったときにこれほど助かるアプリは他にありません。
- 気付かないうちに誤って大事なファイルを消してしまっていた
- Macがいきなり立ち上がらなくなる
- キーボードにコーヒーやジュースをこぼして壊れる
- 新しいMacに買い換える
などなど、
Macを買ってもTime Machineをちゃんと設定して使っている人は本当に少ないのですが、バックアップも復元も驚くほどカンタン。
さらに、Macを新しく買い換えるときにも、古いMacのデータをそのまま新しいMacに移行させることまでできてしまいます。
あなたのMacライフを驚くほど快適にしてくれるTime Machine、Macを使うなら絶対に使って欲しいと思います。
Mac最強のバックアップ、Time Machine(タイムマシン)とは?
Macを快適に使うためのメンテナンスにはいろいろとありますが、バックアップは最も重要なメンテナンスの一つ。
あなたがパソコンのトラブルを経験したことがあるなら、イタいほど良く分かるのではないでしょうか?
残念なことにMacを買ってもTime Machineをちゃんと使っている人があまりにも少ないので、初心者でも分かりやすく、カンタンにバックアップができるように解説していきます。
Time Machineを使うのに必要なもの
- 最新バージョンのOS X(El Capitan, Yosemite, Marvericks, Maountain Lionなど)
- できるかぎり容量の大きな外付けHDD(ハードディスク)
- Time Machineをセットアップするために必要な時間(数分程度)
- Macが最初のバックアップを作るために必要な時間(数十分〜数時間)
Time MachineでMacのバックアップをするには、できるかぎり大きな外付けHDD(ハードディスク)がオススメ。
最低でもあなたのMacと同じ容量のHDDは必須です。
256GB(ギガバイト)のSSDなら、256GB。 1TB(テラバイト)のSSDなら、1TBが最低必要です。
Time Machineを快適に使うなら、自分のMacの容量の5-10倍程度あるのが理想的です。
たとえば、256GBのSSDのMac Airなら2TB(テラバイト)外付けHDD。 512のiMacなら4-5TB(テラバイト)の外付けHDDが理想です。
Time Machineは1時間ごと、1日ごと、1週間ごとと、あなたのMacを過去の状態に遡ることができます。
タイムマシーンにのるように過去の状態に遡って、変更前のファイルに戻したり、無くしたファイルを探す事ができるのです。
ですので、記憶領域が多ければ多いほど、多くのポイントを残す事ができるのです。
古いデータから自動的に削除されてしまうため、ギリギリの記憶領域だと過去に遡れるポイントが少なくなってしまい、Time Machineの恩恵が100%受けられないのです。
Time Machineで自動バックアップをセットアップ(設定)する6つのステップ
- macに外付けハードディスクを接続します
- メニューの「システム環境設定」からTime Machineを選択します
- 「ディスクを選択…」をクリック
- バックアップに使うディスクを選択し、「ディスクを使用」をクリック
- Time Machineを「入」にセットすると、バックアップのデータサイズや、バックアップ領域に保存可能な容量、最古のバックアップ、最新のバックアップ(新しくバックアップを行う場合には、これらのデータはありません) 、そして次回のバックアップスケジュールなどのデータが見られます。
- 補足として、Time Machineをメニューバーに表示にチェックを入れる事をオススメします。
最初のバックアップ実行時はMac内にあるあらゆるフォルダやファイルなど、全てのデータをバックアップするためかなりの時間を要します。
デフォルトではMac内の全てのデータをバックアップするように設定されていますが、Time Machineに特定のフォルダをバックアップさせないように設定することも可能です。
設定は以上です。
これで、あなたが外付けのHDD(ハードディスク)を繋げばMacは自動的にバックアップを行ってくれます。
バックアップはいつでも好きな時に中止したり停止したりすることができますが、Macがバックアップを自動的に行うタイミングでまかせておけば問題ありません。
逆に、好きな時にバックアップを手動で行う事もできますので、新しいアプリケーションやシステムをアップデートする前に行うと良いでしょう。 万一、それらが原因でMacが不調になってしまったときにも、すぐに前の状態に戻すことができるからです。
もしあなたがセキュリティーを気にするタイプや、ポータブルタイプの外付けHDDを持ち運ぶなら、Time Machineのバックアップディスク自体を暗号化して保存することも可能です。
万一、持ち運びできる外付けHDDを外出先で落としてしまった場合、中のファイルが丸見えになってしまいますからね。
また、セキュリティーの面で言えば、Time Machineではバックアップを冗長化するのも容易です。
冗長化とは分かりやすいえば、予備バックアップ。
具体的には2つのディスクを使って、同時にバックアップを行います。 ほぼ無いとは思いますが、Macもバックアップも両方とも使えないという状況で、予備バックアップを使えるというアイデアです。
もしあなたが、絶対に何がなんでもデータを失うことを避けたくて、できる限り最高の保険をかけたいと思っているならピッタリのオプションです。
Time MachineはOS Xを使っている全てのMacユーザーにとって、簡単かつパワフル、あらゆる局面であなたを助けてくれる機能です。
もしあなたが、まだ、Time Machineが外付けHDDに自動的にバックアップしてくれる設定をしていないなら、少しだけ時間を取ってセットアップすることを強くおすすめします。
私の経験上、Macは時間が経てば100%トラブりますし、壊れます。
「やっておいて良かった!」
と思える日が近いうちに、必ず訪れます。
TimeMachineのバックアップを「暗号化」していないのなら、
外付けのHDDからバックアップファイルを見つけられます。
バックアップフォルダの中の[ユーザー]-[ユーザー名]の中に、「ピクチャ」があり、
その中に写真がまとまったライブラリファイルがあります。それを右クリックして「パッケージを表示」で日付ごとの写真が見られます。
パッケージの中身は、[master]を開いてください。
>ECEさん、
Boot Campは使っておらず、分からなかったので調べてみたのですが、BootCampはバックアップされません。
別のパーティションとして認識されるので、Mac,Winそれぞれにバックアップ環境が必要です。
Wincloneなどを使うと良いようですね。
この機能(time machine)を使えばboot campでMac、winの環境を作っていますが、Mac、winそれぞれの環境を復元出来るのでしょうか?
Time MachineにMac内のiPhotoの写真や動画が保存されたかどうか確認する方法はありますか?
アプリケーションのiPhotoは保存されてますが、中の写真が確認できません。
別の方法で写真を保存した方がいいのでしょうか?
Mac内の写真の容量がいっぱいで困っています。
>tenさん
こんにちは。
外付けHDD自体をFinderから開いてみて中のファイルを見ることは出来ますでしょうか?
もしできるのであれば、HDDは故障していないはずなので、買い換えは必要ないと思います。
その場合は、ディスクユーティリティー(起動時にcmd+R)から一度フォーマットして、再度TimeMachineを設定してみてください。
Finder自体から中のファイルが見えないのであればHDD自体が故障している可能性があると思います。
数週間前から、MacのTime Machineでバックアップが取れなくなってしまいました。外付けHDディスクは選択されている状態なのに、「バックアップディスクが見つかりませんでした」というエラーメッセージが出てしまいます。ネット上に記載されていることをいろいろ試しましたが、うまくいきません。HD買い替えすべきなのか、何か方法はありますでしょうか?