あなたのMacのTime Machine(タイムマシン)に必要なHDD(ハードディスク)容量、分かりますか?
バックアップ用の外付けHDD(ハードディスク)はあまりにもたくさんあって選ぶのも一苦労。
あなたのMacにピッタリなタイムマシン用HDD容量を教えます。
目次
- タイムマシン用HDDの容量を選ぶ前に
- あなたのMacにピッタリなタイムマシン用HDD容量の計算方法
- タイムマシンにMacの容量以上のHDDが必要な理由
- タイムマシンにおすすめの外付けHDD
- タイムマシンをさらに強固にするには?
- まずは急いでタイムマシンでバックアップを!
タイムマシン用HDDの容量を選ぶ前に
タイムマシンを設定すること自体は難しくありません。
Time Machineはアプリケーションを開いてクリック一つでバックアップを開始してくれます。
Time Machineの保存先は「外付けHDD」が一番おすすめ。
外付けのHDD(ハードディスク)とは、ハードディスクが入った箱をUSBで接続するもののことです。
- スピード
- 容量
- コストパフォーマンス
が3拍子揃っているからです。
Time Machineは外付けのHDD以外にも、純正のAir Mac Time Capsuleやネットワーク、場合によってはSDカードにも設定ができます。
純正のAir Macは高いですし、ネットワークは遅い、SDカードは容量が足りないと、結局外付けのHDDが一番リーズナブルで確実性が高いんですね。
バックアップHDDの種類と比較
外付けHDD | Air Mac | ネットワーク | SDカード | |
---|---|---|---|---|
容量 | 3TB | 2TB | 1-5TB程度 | 128GB |
価格 | ¥9,700 | ¥33,800 | — | ¥12,300 |
1GBあたり単価 | 3.23 | 16.9 | — | 96.09 |
接続方法 | 有線 | 無線 | 有線無線 | カードスロット |
スピード | 速い | 普通 | 遅い | 速い |
設定の難易度 | 低 | 中 | 高 | 低 |
表を見るとおり、パフォーマンスとコストで一番優れているのが外付けのHDD。
現段階ではダントツで外付けHDDが賢い選択と言えます。
あなたのMacにピッタリなタイムマシン用HDD容量の計算方法
あなたもネットでいろいろとリサーチして、タイムマシン用に外付けHDDを探しているのだと思います。
でも、結局どれが一番良いのか迷ってしまいませんか?
パソコンに詳しい人に聞くと「どんなものでも良いよ」と言われるのですが、いざ買うとなると手が止まってしまいますよね。
どうせ買うのなら、
- 可能な限り安く
- できる限り長く使えて
- 安心できて
- 信頼できる
ものを買いたいと考えると思います。
そのためには、現段階であなたのMacでタイムマシンバックアップに必要な容量を知らなくてはなりません。
バックアップに必要なHDD容量の計算法
あなたにピッタリのバックアップHDD容量は、あなたの使用方法によって異なります。
まず、項目の説明をします。
横軸 – 用途
- ブラウジング – あまり頻繁にMacを使うわけではなく、主にネットでリサーチしたりメール見たりする程度。iPhoneで撮った写真や動画をiTune経由でMacに保存している。
- テキストが主体 – 主なMac作業はevernoteやPages、またはNumbersやExcelでの業務がほとんど。
- 画像を扱う – ブログで画像を使用したり、WEB制作やPhotoshopで写真のレタッチを行う。
- 動画を扱う – iPhoneやカメラなどで頻繁に動画を撮る、また、編集作業を行う。
縦軸 – 頻度
- 最低限 – 帰宅した際に使ったり、必要な時しか見ない
- 仕事に使う – 何らかの形で仕事にMacを使用している、ほぼ毎日Macを開く
- 頻繁に使う – ほぼ毎日Macを開いており、仕事のほとんどがパソコン業務
— | ブラウジング | テキストが主体 | 画像を扱う | 動画を扱う |
---|---|---|---|---|
最低限 | 使用容量×1.5 | 使用容量×2 | 使用容量×2 | 使用容量×3 |
仕事に使う | 使用容量×2 | 使用容量×3 | 使用容量×3 | HDD容量×5 |
頻繁に使う | 使用容量×2 | 使用容量×3 | HDD容量×3 | HDD容量×5 |
タイムマシンにMacの容量以上のHDDが必要な理由
タイムマシンの特徴は2つで、
- 増分バックアップ
- バージョン履歴
増分バックアップは簡単に言えば、変更したファイルだけを新たにバックアップしていく方式。
なので、毎回丸ごとバックアップする方式に比べて、容量が節約できてスピードが速い。
バージョン履歴は簡単に言えば、変更したファイルを一定時間ごとに自動保存し、過去の変更箇所に戻る事ができる機能。
知らない間に消してしまったファイルを復元したり、ファイルを以前のバージョンに戻すことができます。
バックアップというとシステムを丸ごとバックアップするイメージだと思います。
ですので、ハードディスクとバックアップが1:1(1対1)の比率で良さそうに感じてしまいます。
ですが、増分のバックアップを履歴で管理できるようになるため、使用領域とバックアップは最低でも1:1以上が必要となります。
利便性が高くなる分だけ、容量も必要になります。
また、容量が多ければ多いほど履歴を多く保存でき、利用頻度が高ければ高いほど履歴が保険になるのでさらに容量が必要です。
また、扱うファイルのサイズが大きければ大きいほど容量はかけ算で増えていくのでその分バックアップ領域も多く必要になります。
タイムマシンにおすすめの外付けHDD
まず、できる限り据え置きの外付けHDDをおすすめします。
対して、ポータブル型の外付けHDDは小さくて持ち運びができて便利なのですが、紛失/盗難時には大変です。
Macの中身をごっそり無くすのと同じ事なので、悪用される可能性さえあります。
その点、据え置きの外付けHDDであれば最低限、紛失する可能性はかなり低いと思います。
また、多くの場合ガッツリ作業をする場合には机に向かってやると思いますし、移動中にMacで作業をしたとしても、帰ってきてからUSBを挿すだけでタイムマシンのバックアップは自動で始まるので安心です。
ここでは、据え置き型で最もコストパフォーマンスが良く、最も人気が高いバックアップ用付けハードディスクを紹介します。
1TBおすすめのタイムマシン用外付けHDD
BUFFALO USB3.0 1TB HD-LC1.0U3
価格 | 1BGあたりコスト | 現在の価格を見る |
---|---|---|
8,163円 | @8.16円 |
2TBおすすめのタイムマシン用外付けHDD
BUFFALO USB3.0 2TB HD-LC2.0U3
価格 | 1BGあたりコスト | 現在の価格を見る |
---|---|---|
9,480円 | @4.74円 |
3TBおすすめのタイムマシン用外付けHDD
BUFFALO USB3.0 3TB HD-LC3.0U3
価格 | 1BGあたりコスト | 現在の価格を見る |
---|---|---|
10,980円 | @3.66円 |
4TBおすすめのタイムマシン用外付けHDD
BUFFALO USB3.0 4TB HD-LC3.0U4
価格 | 1BGあたりコスト | 現在の価格を見る |
---|---|---|
17,480円 | @4.37円 |
すべて同じシリーズの外付けハードディスクですが、 とても人気があり安定した製品です。
レビューを見ても安定性が評価されており、安心してオススメできます。
選択基準は値段が手頃で安定していて静かなこと。
そして手軽に使える事です。
手軽に、というのは、買ってすぐにケーブルを繋げるだけで使い始められるということ。
値段はどこのメーカーも大差ありませんが、1GB(ギガバイト)あたりのコストだと、3TB(テラバイト)のタイプが一番コストパフォーマンスが良いです。
スピードや容量、1GBあたりのコストや拡張性を突き詰めて、一番良い外付けHDDを選ぶこともできます。
タイムマシンをさらに強固にするには?
「実際、自分に合うタイプは2TBくらいだから、容量はあまり必要無いな」
と思うかもしれませんが、予算内で一番容量が大きなハードディスクを選択するのが一番良いと思います。
例えば、3TBのハードディスクを買って、2TBをタイムマシン、残り1TBを倉庫スペースとしてパーティションを切り分けて使う事もできます。
また、バックアップソフトである、Carbon Copy Cloner(カーボン コピー クローナー)に1TBのスペースを使う事もできます。
Carbon Copy ClonerはMacのバックアップ専用ソフトで、文字通りパソコンの中身をまるごとコピーします。
ですので、Time Machine(タイムマシン)のバックアップに比べて復旧が簡単で早く、確実。
例えば、、、Macは突然動かなくなります。
私の経験上、坂を下るように徐々におかしくなっていくというよりも、ある日パタッと心臓発作を起こしたように動かなくなることがほとんどです。
原因をリサーチしたり、修理に出すと最低でも数日間はMacを使う事ができません。
そんな時に、Carbon Copy Cloberのバックアップを持っていれば、USBを繋ぐだけで他人のMacや、急いで新しく購入したMacであなたが使っていたMacの環境を「そのまま」立ち上げて使う事ができます。
システムをそのままコピーしてあるのでハードディスクのサイズを大きくしたり、システムの入れ替えも一瞬でできてしまう優れものです。
Macを仕事に使っていたり、何かあったときに数日間使えなくなるのを避けたいと思っている人には必須のバックアップソフトです。
こういったバックアップ専用ソフトを同時に使う事で、バックアップ体制を2重に敷く事ができるようになります。
特に、Macを仕事に使っていたり、何かあったときに数日間使えなくなるのを避けたいと思っている人には必須のバックアップソフトです。
まずは急いでタイムマシンでバックアップを!
まず、タイムマシンのバックアップを行わない選択肢はありません。
Macユーザーなら必須です。
必ず後から「やっておいて良かった!」と思う日が来るので、絶対にタイムマシンを設定しておくことを強くオススメします。
選択肢はいくつかあると思いますが、必要になったらあとから拡張したり変更したりすればOKです。
まずは、上で紹介しているような、間違いの無い
- 据え置き型の
- 外付けHDD
- USB3.0で速い
- 安定性が高い
バックアップ用外付けHDDを用意して下さい。
HDDが手元に着き次第、タイムマシンをセットアップしていただければと思います。
誤記入がありました。すみません。
ストレージ利用状況は (誤)65GB→(正)648GBでした。
最近iMacのレインボーカーソルが頻出するので、色々検索してこちらにたどり着きました。
iMacのストレージは1.12TBのFD(65GB利用済み)
外付けHD容量は1TB(999GB使用済み)←タイムマシン
記事のPC利用状況で言うと「仕事で使う」「テキスト主体+α」ですが、外付けHD容量が遅さの要因になっていると思われますか?
(ほとんど知識がないため、的外れな質問でしたらお許し下さい。)
こんにちは、
いえ、特にないと思います。
ただ個人的には低コスト大容量(3Tor4T)くらいのものを使い続けると思います。
バックアップそのものよりも、リビジョンの数の方を優先しているからです。
「あ、そういえば3ヶ月前くらいのファイル/更新履歴どこ行った?」みたいのがよく出てくるからです。笑
初めまして、最近SSDが安くなってきたのでそちらを外付けでTYPE-CでTime Machineとして設定しようかなと考えています
本体の容量が1TBのSSD、Time Machineは3.0←→TYPE-Cの960GのSSD
コンセントが減り省電力で無音で静かかなぁと思いますがその場合何か懸念点はございますか?
初めまして。
バックアップ関連で検索していて、こちらの記事にたどり着きました。
わかりやすい解説をありがとうございます*
記事の内容に関しまして、御質問があるのですが宜しいでしょうか。
オススメされていた外付けHDDWESTERN DIGITAL 2.5インチ内蔵HDD 1TB SATA6.0Gb/s Intellipower 16MB 9.5mm厚 WD10JFCX
とケース玄人志向 2.5インチ USB3.0接続 ハードディスクケース GW2.5TL-U3/BKを別々で購入した上でセットし、
現在こちらの記事を参照しながらタイムマシンの設定を試みているのですが、何度HDDを接続しても、セットしたディスクは、このコンピュータで読み取れないディスクでした、と表示されます。
ディスクユーティリティーには、確かにHDDが表示されているのですが、
タイムマシンのバックアップディスクを選択、の所には、
選択するディスクが表示されません。
この場合、どのようにすれば、バックアップを取れるようになるでしょうか。
アドバイスいただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
ちなみに使用しているパソコンは、macbookproの最新版
バージョンは10.12.6(16G1314)です。
>村上さん
OSが対応していない場合は避ける方がよいと思います。
10.6.8だと2TB以上のHDDをそのまま認識しないことがあるので
念のため対応している製品を選ぶほうが良いと思います。
初めまして。大変参考になる記事をありがとうございます。
使用しているiMacのOSバージョンが、10.6.8でして、Macのシステム全体を外付けHDにコピーしてそこから起動するということをしてみたいと思っています。
記事内の外付けHDD(BUFFALO USB3.0 3TB HD-LC3.0U3)を購入しようと思い、詳細を見てみると、対応OSが10.9〜でした。
こちらのHDDを使うことは可能でしょうか?
もしわかれば、ご回答よろしくお願い致します。
しんさん、こんにちは。
個人的には、HDDとケースを別々で使用しています。
ただし、面倒な事はしたくなかったり、極端に機械に弱いなどの場合には、一体型をオススメします。
良い記事をありがとうございます。
macのタイムマシーン用の外付けHDDのお勧めを探してたどり着きました。
ケースと中身を別々に買うようにお勧めしている記事もありましたが結局はどちらが良いのでしょうか?
ありがとうございます、修正しました^^
誤:早い
正:速い