日本人3人が同時にノーベル賞を受賞しました。
何十年もの努力をコツコツ積み重ねた上で不可能と言われていた事を成し遂げるストーリーを聞けるのは本当にカッコいいと思います。
青色LEDは簡単に言えば省エネと長寿命。
私たちの生活に必要な電気からテレビまで、世界レベルで本当の意味で貢献したんだなということをしみじみと実感します。
ノーベル賞ほど権威があって社会的に知られているわけではないのですが、ランディングページの世界にも「賞」があるのをご存じでしょうか?
毎年、数え切れないほどネットで目にするランディングページ。
一年に一度だけ、この中でも世界中から最も優れたランディングページが選ばれ、表彰されます。
ノーベル賞ほど認知度は高くないですがCMIという業界では有名な団体が舵取りをする信頼性の高い賞です。
こういった優れたページを「デザイン」の観点で上空からボーと眺めるように見るのでは無く「ビジネス」の観点から顕微鏡でのぞき込むと、マーケティングのトレンド(時流)が見て取れます。
予言マーケティング?
こういった世界で最先端のマーケティングを見ているととても興味深いことに気づきます。
というのも、1,2年後に少しだけ形を変えて日本で火がつくからです。
少しだけ想像してみて欲しいのですが、もしあなたがほんの少し先の未来、1,2年後に日本で流行するマーケティング手法をタイムマシンに乗って盗み見できるとしたら…、
あなたのビジネスはどうなると思いますか?
ネット集客も販売も、あなたのビジネスが今よりもはるかに楽になる事は間違いありません。
ベスト・オブ・ベスト、ランディングページ
優れたランディングページに贈られる「賞」。
2014年もいくつかの会社が受賞していますが、どれも本当に素晴らしいページばかりです。
どのサイトも、
- 目的(ゴール)
- ブランディング
- 機能
- ユーザビリティー
- デザインが
が見事に融合されているページばかり。
時間を忘れてついつい見入ってしまいます。
LP系
pepsi
Dell world
nomadic
サイト系
Canadian Olympic Commitee
Think with google
モバイル系
sage
2015年のランディングページを予言する2つの要素
今の日本のランディングページの現状と比べてみると、大きく2つの事が見えてきます。
また、言い方を変えれば日本のオンラインマーケティングが向かっていくであろう2つの大きなベクトルが見て取れます。
1.より細分化されたクリックスルーページ
ランディングページに訪れるお客さんのニーズに対して、より明確で突き刺さるようなメッセージを伝えています。
そうすることによって、最初の階段を小さくして、お客さんの反応率を上げることができます。
ページを訪れたお客さんは、「あ、コレ自分の探しているものじゃない」と思った瞬間に、ブラウザの戻るボタンをクリックしてページを離れるか、閉じるボタンを押してページを閉じます。
しかも、ランディングページに訪れたお客さんがその判断をするまでの時間は、わずか2,3秒です。
今は情報がネット上に溢れていて、好きなときに好きなように手に入れる事ができます。
少し前までは少し興味があればお客さんが登録をしてくれたり、コンテンツをじっくり読んでくれましたが、今は違います。
興味が無い、探している物と違うと感じた瞬間にお客さんは1クリックで去って行きます。
ですので、あなたは全力でお客さんが興味を持っていたり、欲しい、知りたいと思っているニーズを鋭い刃物を使って一瞬で突き刺す必要があるのです。
まず、そうやって本当に小さな階段を登らせて、次にもう少しだけ大きな階段、もう少しだけ大きな階段と登らせていって、最終的な購入まで導きます。
2.SNSを使ったユーザー参加型ページに
もう一つはtwitterやpintarestを使ってユーザーの声をページコンテンツ化してしまう方法。
Robert Cialdini博士の「影響力の武器」の社会的証明として知られているように、顧客やユーザーの声ほど信用力の証明になるものはありません。
そして、こういったページはSNSの拡散力によって、かけ算のレバレッジがかかって認知され、アクセスが爆発します。
1.あなたの商品のファンがポジティブなコンテンツをSNSで発信してくれる
2.そのコンテンツが自動的にあなたのランディングページで表示される仕組みを作る
3.SNSでコンテンツを発信してくれたお客さんのSNSつながりに情報が拡散する
4.SNSで拡散したお客さんからのアクセスがランディングページに流入する
5.SNSつながりのお客さんがさらに拡散する
6.拡散したSNSからランディングページに流入する
7.5に戻る
シンプルにいえば、このような形でSNSによって拡散が起こります。
例えば、全く知らない赤の他人から飲み物をもらっても、恐らくあなたは口にしないと思います。
しかし、友人から「おいしいよ」と手渡されたら迷わず口にすると思います。
赤の他人から知る情報と違って、知り合いからの情報は「信頼性」を伴います。
信頼性を伴ってかけ算で拡散していくランディングページの爆発力を想像してみてください。
考えるだけでも恐ろしいです。
大企業だけじゃない!中小企業でもできる最新のランディングページ戦略
いやいや、こんな事できるのは大企業だけでしょ?
ペプシやデルみたいな大企業ばかりじゃないですか。
そう考えるかもしれませんが、実はこの2つの戦略、私たち中小企業や個人でも簡単に取り入れる事ができてしまいます。
もちろん、これほど大規模でスタイリッシュなものを作るには莫大な費用が掛かっていると思います。
想像すらできないレベルです。
しかし、本質的な要素を考えれば彼らがやっているのは
「見込み客を一人でも多く増やすこと」
ただ一つです。
そのために、2つの要素を使っているだけです。
つまり、私たちも大企業と同様の結果を得られるという事。
この2つの要素をマーケティングに取り入れるだけで、最新で効果があるランディングページを作り上げることができるのです。
- より細分化されたクリックスルーページ
- SNSを使ったユーザー参加型ページに
ランディングページとテストはハンバーガーとポテトと同じで、常にセットです。
ランディングページ訪問者への最初の階段を小さくするにも、小さくテストを繰り返しながら常にコンバージョンを計測し、結果の改善が必要です。
SNSで拡散効果を狙うには綿密な設計とプラン、そして時流に乗れる運も必要です。
まずは
- 今よりも良い結果を出すこと
- その結果を改善し続けること
そうすれば、絶対にオンラインマーケティングは成功します。
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